AWC イマジンとクリエイト   永山


        
#6353/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  10/11/03  20:41  ( 30)
イマジンとクリエイト   永山
★内容
 『謎の転倒犬』、そこそこ面白く読めたようで、よかった。描かれる事件が
$フィンさん好みではないかもと思ってたもので(汗)。
 ところで収録各話のタイトルの元ネタ、すぐに察しが付きました? 私ゃ、
他はともかく、表題作だけは元ネタと違いすぎるだろ!と思った口です。

>泰彦さん
 ヤン・ウェンリーの台詞とそれに続く書き込みを読んで、昔、確かみのうら
さんが言っていたフレーズ、“頭の中の傑作より書き上げた凡作”、でしたっ
け。あれを何故だか思い起こしました。
 もちろん、“書き上げた凡作より書き上げた傑作”であるのは間違いない訳
で、「とにかく思い付いたなら形にしろ、形にしたら磨き上げろ」ってなニュ
アンスになりましょうか。
 ビジネスだと、たとえば電子書籍を現実の物にしてもかつては流行らなかっ
たとか、色々ありますし、小説の場合もアイディアはいいが作品全体としては
評価が低いってことは往々にしてある。必ずしも早い者勝ちではない。
 自分の想像は自分だけのものではないかもしれないけれど、突き詰める価値
はある。そう思ったら、つまらなくはなくないかと(笑)。
 小さな子が、「自分の想像は自分だけのものではない」んだと自覚するのっ
て、だいぶ先だと思いますし(汗)。

 でもって本題――なのか?(苦笑)――の、犯人視点のミステリ。
 どこまでネタバレしていいものやら微妙ですが、某大御所作家が長く続くシ
リーズ物で試みた際も、従来のワトソン役を外し、新たな人物を用いたくらい。
 記述者を犯人にするミステリで、毎回、新しい人物をワトソン役に据えてい
たら、ばればれになる。そこで、という訳でもないでしょうが、この弱点をカ
バーするミステリを、東野圭吾が短編で書いていました(多分、他の作家にも
書いている人がいるはず)。その企みは優れているものの、やはり何度も使用
すると見破られやすく、飽きられやすくなるでしょうけど。

 ではでは。





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