AWC 徐々に難度増   永山


        
#6351/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  10/11/02  20:10  ( 24)
徐々に難度増   永山
★内容
 裁判員裁判二つ。
 耳かき店店員とその祖母殺害事件。
 一般に報道されただけの情報しか持ってませんが、一連の流れを見ている
と、裁判員制度の導入により、一審は死刑判決が減りそうな気がしてきた。
 何かの事件についてテレビや新聞で見て、「こいつは死刑しかない」と考え
る人でも、いざその手の事件の裁判員に選ばれてみると、極刑を選択すること
は心理的なハードルが相当高いに違いない。

 鹿児島老夫婦強盗殺人事件。
 検察側が、現場のタンスから被告の指紋、現場の網戸からDNA資料が検出
されたとしたのに対し、被告側は指紋等の証拠は捏造だとして無罪を主張。
 「何者かが捏造した」という主張ではあるけれど、これってやっぱり、大阪
地検特捜部の不祥事が影響を及ぼしているのかなと感じてしまう。
 被告側は、凶器のスコップからは指紋が検出されなかったことも不自然だと
主張したのに対し、検察側は、スコップは錆びており、錆は汗を吸収しやすく、
指紋が出なくてもおかしくないと反論。この辺りは興味深い。
 あと、この件の裁判員を選ぶため、三百人近くに招集状が送られ、大半が事
前の辞退が認められたそうで。四十日ほどの審理日程を確保する必要があると
なると、さもありなん。ただ、辞退が認められた内の一人に、既に裁判員か補
充裁判員を経験したという人がいて、こういう人を最初から除外できるシステ
ムにしちゃだめなのかなと思ったんですが、「裁判員をやりたいのなら何度で
もやっていいですよ」というスタンスなら、納得できる。

 ではでは。





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