#6292/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 10/09/21 21:20 ( 27)
「とんでもないものを盗んでいきました」 永山
★内容
WOWOWで連休中に一挙放送されたドラマ「犯罪捜査官アナ・トラヴィス」
を視聴。ドラマ「クリミナル・マインド」のブログでだったか、面白そうに宣
伝していたので、期待していたのですが、これは外れだなあ。
ヒロインのアナは新入りの捜査官で、事件現場にハイヒールで来る、遺族か
ら被害者の遺品を受け取り、捜査本部ではなく自宅に持ち帰る、新聞記者と寝
た挙げ句に捜査資料を盗み見られる等々、とても共感できないエピソードのオ
ンパレード。人間味あふれる捜査官像を造ろうとして、やり過ぎちゃったって
感じか。
映像は、遺体がリアル。作り物と分かっていても気持ち悪い。ここまでのリ
アルさは、ミステリファンもドラマファンも求めていないと思う。
結局、余計なところにばかり力を入れたドラマという印象で終わった。
窃盗容疑で逮捕の十七歳少年が手錠を抜いて逃亡→出頭。
腹が痛いと嘘をついてトイレに入り、その隙に親指の関節を外すことで手錠
から手を抜き、脱走に成功したとか。
ちなみに、外した手錠は、トイレ個室内の配管にはめ直していた。
で、護送に付き添っていた警察署員は、容疑者の片手に手錠(の輪っか二つ
とも)を掛け、さらに手錠には縄を通して、その縄を自身の腰に巻き付けてい
た。結果、一時的に拘束される形になり、容疑者がトイレの扉から飛び出した
のに対応しきれなかったらしい。
これって、「ルパン三世」によくある間抜けな警察官を連想してしまう。ま
さか実際に起こるとは。
捜査側が証拠を捏造したと思しき事件も起きているし、大丈夫か。世間一般
の、警察・検察への信頼があまりに手ひどく落ちてしまうと、推理小説が成り
立たなくなるという見方が昔からあるんで、そういう意味でも気になる。
ではでは。