#5822/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 09/11/19 18:07 ( 20)
犯人当てには向かない職業じゃなくて設定 永山
★内容
NHK、ドラマバラエティ「探偵Xからの挑戦状!」が最終エピソードに突
入。第四話『記憶のアリバイ』問題編を視聴しました。作者は我孫子武丸って
ことで、期待が大きいです。
舞台は二〇三〇年。記憶を映像化しての外部出力が実現し、犯罪捜査に用い
られるようになっていた。これにより、犯行時間帯の記憶をチェックすること
で、容疑者が白か黒か、簡単に分かる。最近では修理屋と呼ばれる輩が金を取
って、記憶の上書きという違法行為をするまでになっていた。
この捜査方法の裏をかくような事件が起こる。殺人の容疑者として四人が浮
かんだが、四人とも犯行推定時刻の記憶を上書きしていたのだ――。
こんな感じの話ですが、いくら未来のSF設定だからって、無理があるよう
に思う。無理というよりも、設定の脇が甘いか。これだと、登場人物の誰もが
記憶を書き換えられている可能性がある訳で、視聴者・読者はストーリーその
ものを素直には信じられない。面白い設定とは思うけれど、犯人当てや真相当
てにはあまり向いていないんじゃないかしらん。
で、一応、解決編の展開を想像してみると……アリバイ証人も記憶を上書き
されていた、っていうのは単純すぎるかなあ。
記憶を映像化と言ったって、目で見たものごとをそのまま見られるだけみた
いだから、いくらでも細工可能な気もするし。
ではでは。