AWC 本の感想>『シチュエーションパズルの攻防』   永山


        
#5756/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  09/10/11  20:43  ( 23)
本の感想>『シチュエーションパズルの攻防』   永山
★内容
・『シチュエーションパズルの攻防』(竹内真 東京創元社
                 創元クライムクラブ)7/2230
※粗筋はカバー折り返しから引用
 大学入学を機に、叔母がママを務める銀座の文壇バーでアルバイトをするこ
とになった了。その店は、人気ミステリー作家・辻堂珊瑚朗先生ご贔屓の店だ
った。普段は店のホステスにちょっかいを出しながら、バーボンと葉巻を楽し
むサンゴ先生だが、ひとたび不思議な謎に出合うと、鮮やかな推理をさりげな
く披露する。ミステリー作家は本当に名探偵なのか?
 文壇バーで毎夜繰り広げられる推理ゲームと、サンゴ先生の名推理。気鋭の
作家が初めて挑戦する、安楽椅子探偵ミステリー連作集。

 題名にひかれて読んでみましたが……う〜ん。
 作者はミステリ初挑戦とのことですが、ミステリを書くのに向いていない、
という印象を受けました。謎の改め、手掛かりの提示、言葉のつむぎ方、盛り
上げ方と、どれを取ってもずれている感じ。
 解決にしても、「ま、そういう場合も考えられるわな」って程度で締め括っ
てしまっている。
 読んでいる途中で私、思ったんですよ。この曖昧な解決は、最後に来てひっ
くり返すつもりなんだな、と。粗筋にも「ミステリー作家は本当に名探偵な
のか?」ってありますし。
 作中で語られる珊瑚朗作品の粗筋の方が面白そうに感じたなあ。

 ではでは。





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