#5239/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 08/11/13 21:13 ( 24)
今の敵は今の味方 永山
★内容
<本塁打を打った選手が走塁中に動けなくなった場合、味方チームの選手が手
を貸すと、本塁打は取消しになる。代走を送っても、やはり本塁打は取消しに
なり、シングルヒットになる>
へー、ソフトボール(や野球)にそんな過酷なルールがと思いながら、「奇
跡体験!アンビリバボー」を観ていたら、審判の勘違いという落ちでした。代
走OKだそうで。
番組では――バッティングの苦手な選手が練習を重ね、優勝のかかった大事
なゲームで、初めての本塁打を放つも、一塁を踏み忘れ、戻ろうとしたときに
靱帯断裂で動けなくなる。上記の(勘違い)ルールのため、味方がどうしよう
と困っていると、敵チームのキャプテンが、自分の足でホームインしたいだろ
うと、動けなくなった選手を抱えて、各塁にちょんと足を触れさせ、ホームイ
ン――勘違いが生んだ感動ってことで。
で、思ったのは、このことがもしも創作で、小説や映画などにしても、感動
を呼び起こすどころか、受け入れられないだろうなと。審判の勘違いなどとい
う、ご都合主義すら飛び越えて、あり得ない展開を物語の要にするなんて!と
叩かれるに違いありません。いや、勘違いを起こしても不自然でない伏線をう
まく敷くことができれば何とかなるかもしれませんが、かなりの困難を伴うで
しょう。
現実に起きた事件で、奇抜な展開や意外な裏があったからって、安易に「事
実は小説より奇なり」と表現されることを、腹立たしく感じる質ですが、この
ソフトボールの件には、「事実は小説より奇なり」という言い回しがぴたりと
来るような。
ではでは。