AWC SF感想>精霊探偵  $フィン


        
#4805/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (XVB     )  08/02/21  01:31  ( 20)
SF感想>精霊探偵  $フィン
★内容
精霊探偵

梶尾真治著

あることが発端で、他の人の守護霊が見えるようになった男が主人公、人の守護霊は見
えるが自分の守護霊は鏡をみても見えない。一緒に死んだ妻が主人公の守護霊になって
くれていればと思う怠惰な毎日をすごしていた。そんなある日、行方不明の妻を捜して
くれと頼まれて探し出すが……そこには……。
お約束である陰謀が主人公に関係してきます。
精霊探偵ってちょっと題名苦しんでいる感じがしますね。この本が書かれる少し前に、
心霊探偵八雲(神永 学 著)というのがでて、本当は心霊探偵にしたかったのだけ
ど、精霊探偵になってしまったのだよ〜ってなったのじゃないかとゲスカンしてしまい
ます。
最初のうちは守護霊にまつわる簡単な仕事をしていたのだけど、そのすべてが伏線にな
っているところはさすがです。主人公が苦しむといっても山田正紀のようにとことん暗
い主人公じゃなく、普通の物語にありがちな普通の暗さです。
ところどころヒントをちりばめていて、後からよむとこれは伏線だったなと感じるとこ
ろが多かったです。
文章も読みやすくて、300ページ以上もある物語をたった2日五時間ぐらいで読み上げま
した。心霊系好きなどるちゃんには楽しい本でありました。





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