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★タイトル (XVB     )  07/12/13  00:10  ( 18)
ＳＦ全集28＞帰郷
★内容
『帰郷』

著者　星新一
（早川書房　世界のＳＦ28より）

好きな話だな。以前高校で星先生の本を何冊か読んだけど、そのときに記憶に残った作
品の一つです。
主人公は宇宙飛行士連絡用の長い長い航海（航宇宙か？）の果てに、地球でみた名前も
年齢も知らない一瞬で覚えた女の子を星と星をつなげて、女の子にした。女の子の耳に
は青や黄色や赤の星のイヤリングをつけて、退屈な航海を女の子を夢想して楽しんだ。
ちょっとした男の理想の女性像かもしれないね。ところが事故にあいロケットは損傷
し、パイロットは空気はあるが灰色の星に着陸する。そしてそこでまちやがて夜がきて
何も見えない闇の世界で、太陽さえ昇ったら女の子をデッサンして女の子を探そうと考
えていた。
ところが、残酷な星先生はこのロマンチックな宇宙飛行士の目に損傷を与えて女の子の
顔をデッサンできなくしていた。宇宙飛行士に感情移入していただけに残酷な話です。
でもこの宇宙飛行士はなんとかして目を治療するかして理想の彼女を探し出すのを願い
ます。