AWC SF全集34>鏡地獄  $フィン


        
#4535/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (XVB     )  07/10/11  23:51  ( 27)
SF全集34>鏡地獄  $フィン
★内容
鏡地獄 
『鏡地獄』

著者 江戸川乱歩
(早川書房 世界のSF34より)  



鏡地獄というと夢野久作(でも彼はその題名の本は描いていないはず)を思いだしまし
た。でもこの鏡地獄読んでみるとやっぱり乱歩節きいているのですよね。 

内容は、小さなときから鏡に興味を持った男が、最後すべてが凹版の球体の中にはいっ
て、出られず狂ってしまうって話です。 

 ちゃんと伏線がはっていて、この鏡男を観察している男が、学生の頃実験で凹鏡をみ
て、自分のにぎびを非常にこまかくかなり小さな描写まで気持ち悪く描いて恐怖したと
描いていました。 
 その全身版凹鏡にはいって出られなくなったのだから、自分自身を鏡で見て狂ったの
か。それとも出られなくなって狂ったとも感じるものでした。 

 前の押絵にも遠めがねがでてきたし、こっちは鏡地獄だったし、乱歩はそういうもの
に興味持っているのですよね。 


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以前アニソラでアップしていたものを転送してきました。ねたばれ注意です。





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