AWC アニメ「地球へ…」感想・守屋


        
#4478/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (mor     )  07/09/18  12:49  ( 41)
アニメ「地球へ…」感想・守屋
★内容
> その昔、映画として封切られた竹宮恵子の「地球へ…」がテレビシリーズとして再ア
ニメ化されていたことを知る。
 ストーリィはそのままなのか? 原作のちゃちいメカはそのままなのか?(笑)

 亀レスですが、最終回寸前の盛り上がり(?)の感想を報告します。途中、ほとんど
見ていなかったので、勘違い等もあるかもしれません。

 ご存じない方のためにストーリーをざっと説明しますと、舞台は1000年以上未来
の宇宙。地球を離れた人類は、「マザー」と呼ばれるコンピュータによって管理され、
他の惑星や宇宙ステーションなどで穏やかに暮らしています。
 家庭の単位は夫婦のみ。子どもは14歳になるまで養親の元で暮らし、その後は一
旦、記憶を消されて能力別に振り分けられ、進学・就職することになっています。とこ
ろが、そのふるいわけのテストに失敗すると、ミュウ(ミュータントの意味)という超
能力者のレッテルを貼られて社会から抹殺されてしまいます。ミュウは社会の安寧を乱
す、大変な脅威だと思われているからです。
 ミュウ側と人類側のそれぞれに主人公を置き、どちらにも目指すものがあり、理想が
あり、裏切りがあって戦わざるをえない状況に陥っているのがわかります。

 ネットで調べると、原作では管理社会に対する批判が強調されていたようですが、今
回のアニメはまた違う描き方なのかも。
 なにせ、このミュウの超能力がすさまじいのです。宇宙服なしでも宇宙空間を飛び回
っているし、瞬間的に他の惑星や宇宙ステーションへ移動するし。そりゃ脅威だろ、こ
んなのがごろごろいたら。
 それに、彼らの内情も1枚岩ではないのですよ。すごい能力を持った若者が、そうで
はない年長者をばかにするシーンも描かれ、単純な善悪論では解決しない問題を視聴者
に見せます。
 30年前の原作を下敷きにしつつ、アニメは現在の社会情勢に合わせて細部を改変し
たようです。

 メカはどうなのでしょうね。原作に登場する大道具、小道具の発想が古いのは(当
時、パソコンなんてものも一般的ではなかった)、まあしょうがないかな、と。
 宇宙船に関しては、さほど違和感はありませんでした。どういう分担かはわかりませ
んが、ウィキによれば、デザイン担当のスタッフも複数います。

メカニックデザイン - 石津泰志、柳瀬敬之、松本秀幸 
コンセプトデザイン - 出渕裕 
ディスプレイデザイン - 佐山善則 
SF考証 - 堺三保 

 映画のデザインが奇抜すぎたので、スタンダードに戻したのではないかとも考えられ
ます。





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