#4422/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (XVB ) 07/09/05 00:03 ( 21)
SF傑作選(下)>鏖戦 $フィン
★内容
『鏖戦』(おうせん)
著者 グレッグ・ベア
(早川書房 80年代SF傑作選(下)より)
鏖戦(おうせん)の鏖という字にはみなごろしという意味があります。そして鏖戦を辞
書でひくと激しく戦って多くの人を殺すという意味があります。
この物語は難解で時代は地球時代から遥かな時間がすぎた未来までわたって、時間系列
も同じように流れていなくてどるちゃんの馬鹿頭では理解するには手間がかかりまし
た。
地球時代から飛び出し進化を続け、異星人のようになった人種とアンモニアの海を土台
にして進化していったネセクシの生き物の戦い。
そこに地球時代のプルースラックス(女)戦士で鷹で(未来にて英雄となり彼女のコ
ピー(クローン)が大量に作られる)、そこにクリーヴォという研究員とあい、いろい
ろ教えられる。そしてその人類のいろいろつめこんだ機械をマンデイトといい、プルー
スラックスとクリーヴォが知識をいれていく。
そのうちに、マンデイトを乗せていた船をネセクシに捕獲され、ネセクシに研究される
ことになるのです。
マンデイトこそ、クリーヴォがネセクシに送ったトロイの木馬であり、地球の歴史に
触れた異星人は停滞し、進化を続けていった地球人の末裔に滅ぼされるのでした。