AWC 実は実話   永山


        
#4144/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  07/05/28  20:30  ( 30)
実は実話   永山
★内容
 ZARDの女性ボーカル事故死が伝えられた日に限って、「名探偵コナン」
の放送がない月曜日。
 「コナン」に限らず、数多くのアニメで歌を唄っていたので、印象深いです。
合掌。

 「コナン」がないので、BS日テレで「大漢風」の再放送を観る。秦の滅亡
から楚漢戦争、漢王朝誕生までを描いた中国ドラマ。
 この辺りの物語的脚色を含む歴史は、漫画「赤龍王」でしか知らなかったの
ですが、ドラマに嵌まると色々と検索して調べたくなります。たとえば虞美人
は申し分のない女性だが戦乱の時代には合わない風に描かれているけれど、実
際にはほとんど記録に残っていないんだなあ、とか。
 ところで、こういった戦国歴史物に出て来る策略や戦法を、オリジナルの創
作物に取り入れるのは、無制限に許されるのかしらん? 同じ中国物で、三国
志のネタをそのまま使っている作品を、いくつか読んだり観たりしたことあり
ます(といっても日本で有名な三国志である「三国志演義」自体、小説だから
適切な例ではないかもしれませんが)。多くの人が感心する、戦況をひっくり
返すような妙策がぽんぽんと浮かぶはずもないし、作中人物である軍師がよく
勉強していた、ということでOKにしていいのかな。ただ、天才軍師として描
かれたキャラが、諸葛亮孔明の計ばかり用いていたら、読者は興ざめかもしれ
ませんが。
 詐欺のネタにしても似たような状況で……。拙作の詐欺師物も芯になるアイ
ディアは実際の(発覚した)詐欺事件から得ていますし、そもそもかの有名な
映画「スティング」に登場する詐欺の手口は全て、実際に起きた事件を元にこ
しらえられたと聞きます。事実、同じ手口に引っ掛かる被害者は大勢いるから、
だます側も苦心して新しい手口を次々と生み出す必要はないようですし。
 実話からネタを引いてくる場合は、作者としての判断力(どこまで使ってい
いのか)と応用力(どのように使うのがいいのか)が問われる、といったとこ
ろでしょうか。

 ではでは。





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