#4115/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (XVB ) 07/05/09 01:11 ( 20)
SF傑作選>ブラインド・シェミイ $フィン
★内容
『ブラインド・シェミイ』
著者 ジャック・ダン
(早川書房 80年代SF傑作選より)
今から何年か後の近未来。パリには合法な賭博場がたっていた。そこにギャンブルで一
財産を目論むものもいれば、臓器ギャンブルにまで手を出し、臓器を取られて死んでし
まうものもいた。このブラインド・シェミイに出てくる二人も、普通のギャンブルでは
飽き足らず、臓器ギャンブルをする。そのためにお互いの心を機械で通じて人間の精神
どうしをつなぎ合わせて、相手の思っていることを知ることができるようになってい
る。だけど、一人はカードをめくり、一人はカードをめくるものの防御壁になり、相手
から見えなくした。そして彼らの結末は……という話です。
彼らを案内する少年の描写がいいね。舌足らずの英語で話し、ふさふさした青白い毛を
全身に移植され、毛がはえていないのは生殖器だけだっただって、それだけでこの賭博
場がどんなものかわかってくるような感じがあるね。
どるちゃんは賭博はしない。パチンコもしないし、宝くじも買わない。ただしているの
は懸賞でついている葉書懸賞で月1000円分の葉書にせっせとあて先を書くことです。う
ちの父親はパチをするのだけど、もうかって、すって、もうかって、すって、すって、
ケツの毛抜かれてしばらくやめるのだけど、小遣いがたまったらまた行っていますね。
賭博ってするものには楽しいのだろうね。