#3226/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 06/01/29 21:25 ( 31)
裁判員制度ではなく、陪審員制度 永山
★内容
WOWOWで舞台「12人の優しい日本人」を観ました。大阪公演なんで観
に行こうかなと思っていましたが、生中継があると知って、まあいいかと。
私、テレビで舞台劇を観ると、これまでは映画やテレビドラマとほとんど同
じ感覚でいたんですが、今回はどことなく違う。といっても、この劇の演出が
どうとか、俳優がどうとかという意味ではなく。多分、去年の九月、生で観劇
したせいかと。
テレビで観る舞台劇は、当然のように俳優のアップがあり、カメラの切り替
えがある。これが生だと、ある一つの場面で、どこに焦点を合わせるのか(も
しくは全体を眺めるのか)を、観客が好きに選択できる。こんな当たり前の事
実に今さらながら気付いてみると、テレビで観る劇は、なんと窮屈なことか。
WOWOWのカメラワークのせいかもしれませんが、切り替えがせわしなくて、
ちょっとくらくらしました。引いて全景を捉えることを、もう少し増やしても
よかったんじゃないかと感じた次第。
その分、音声は鮮明に聞こえ、極小さな小道具もしっかり見ることができる
のは、テレビの利点だなと思ったです(笑)。
で、肝心の内容ですが。
映画版も観ているので、ついつい比較してしまいます。どちらがどうという
ことはなく、基本のストーリーは同じ。ギャグや小ネタが舞台劇は現代に合わ
せてあったくらい(キャストの一人が描く似顔絵が、放映日は鈴木宗男でした
が、普段は姉歯元建築士で、例の証人喚問があった日はヒューザー社長だった
そうです)。映画版も舞台っぽい造りだと思ったし。
映画の方は、事件をじっくりと考えながら、楽しめる。
舞台劇の方は、他の人の反応を感じつつ、一緒になって楽しめる。
こんなところでしょうか。
そうそう、舞台の前に三谷幸喜の挨拶があり、俳優の一人が先日、自分の台
詞を言い終わると不意に舞台袖に消え、次の台詞までに戻ってきたとか。トイ
レに飛んで行ったらしい。うーむ、ネタっぽいなあ。
ではでは。