#757/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 03/01/25 00:48 ( 19)
本の感想> 永山
★内容
『試験に出るパズル』(高田崇史 講談社ノベルス)15/(5451)
怪しげな取り引きの合図はいかにしてなされるのか? ランチバイキングの
席で黒真珠はどこに消えた? 連続爆破魔の次の犯行はいつ? カレーを焦が
したのは誰? それぞれが正直者、嘘つき、嘘と本当を交互に言う三つ子の小
坊主に質問し、少年の行方を突き止められるか?
スラリ・サラリ・パサリの天才高校生、千葉千波が、浪人生の“ぴい”くん
や慎之介とともに、パズルそのものの事件に挑んでいく短編集。
人が死ななくても、ミステリは成り立つということを証明した実作の一つで
す。それも新しいタイプの。
これぞ日常ミステリ!……って訳ではありません。本書に描かれた世界は、
非日常、非現実の極みと言っていい。論理パズルをそのまま小説にしたような
作品が揃っていて、この手の問題が好きな人には、たまらない一冊でしょう。
ご丁寧なことに、各作品の中で、事件とは直接関係のないパズルがいくつか
出題され、これがまた読者を悩ませる。サービス精神旺盛な造りです。
という訳で、パズルの好きな向き、たとえば祭さんにお薦めの作品。(^^)
ではでは。