AWC 唐突だけども私の持論は   久作


        
#654/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (hir     )  02/12/03  06:11  ( 28)
唐突だけども私の持論は   久作
★内容
黄表紙などから作家としてスタートした馬琴は、挿絵にもかなり拘っており、代表作の
南総里見八犬伝でも挿絵の下書きを自ら描いて絵師に指定していたことは従来から知ら
れている。私が持っている岩波文庫(新版)は、挿絵の悉くを網羅している点で優れて
はいるが、残念なことに小さいし謄写に庶(ちか)く、詞書など読みにくい。馬琴が序
文の中で「文外の文」と重要性を告白している挿絵が「読みづらい」ならば、作品その
ものの楽しさも半減するのではないか。都市部の充実した図書館へ容易にアクセスでき
る環境にあるならば、原本を閲覧もできる。金があるなら、購入すれば良い。しかし片
田舎に住む貧乏サラリーマンは、指を銜えて文庫本を眺めるしかない。ならば良し、文
庫本を眺めて暮らそうではないか。しかし、貧乏サラリーマンにも意地がある。
読んでやるよ、読みゃぁいぃんだろ、文庫本を。だから、読んだ。十月の下旬から一週
間ばかりもかけて、知人の助けも借り、時に勤務に遅刻しそうになりながらも、読ん
だ。多少の読み違いはあるかもしれない。しかし、読むには読んだから、十二月四日を
期に公開する。何故なら、挿絵の詞書など読むのはなかなか面倒であるのに、一人の男
が陥った面倒を、また別の者が繰り返すことは、甚だ不経済であるからだ。また、変態
……変体仮名を読めない少年少女にも八犬伝の面白さを、より多く知って欲しいと願っ
たからでもある。……ふっふっふっ、オジサンと一緒に、アッチの世界に行こぉぉ。
ちなみに、長らく寝かしていた理由は、他でもない、五年前の12月4日に「伊井暇幻
読本・南総里見八犬伝」なるシリーズを、AWCで開始したためである。即ち、五周年
記念の思い出に、此方の貴重な容量を侵してまでも、掲載させていただきたいと考えた
からだ。

ところで今回掲載予定の「栗鼠の頬袋/八犬伝本文外データ」は、此方で「読本」のダ
イジェスト版をとの声を頂いたことも、作成理由の一つとなっている。また、小HP
「海南人文研究室」にも(ほぼ)同時に掲載する。面倒なのでMS−Wordでhtm
l化したため、比較的新しいIEのみでしか原文・書き下し・註を色分け表示できな
い。

では、また明日。




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