#2535/3692 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab ) 23/01/01 09:11 ( 92)
明けましておめでとうございます 朝霧三郎
★内容
去年は不毛な1年でした。
そもそも一昨年職場(パート先)が入札に負けてなくなり、
ぷーの身になったのですが、
雇用保険が長かったのででれでれしてしまった。
その金で糊口をしのぎつつ書けばよかったのかも知れないが、
長く書くにはまず収入の安定をと思ったのか、
一昨年の春あたりから宅建への挑戦を始めたんですね。
ところがそれも3ケ月ぐらいで挫折。
というか友人の誘いで、株の自動売買で「億り人」になれる、
という話を聞いて。
(前の職場にも30代のやつで、ビットコインを3000円ぐらいの
時に買って、230万時点で、「億り人」になりたいっすね、とか言っていた奴がい
て、
その後ビットコインは500万を超えたのであいつはいくら儲けたのか、
とかあったので、
自分もトレードで稼ぎたいという気持ちはあったのですが)
その年の暮れまで、日本株、日経先物、fx等の自動売買のプログラミング
(エクセルのVBA)に明け暮れる。
一昨年の成果は「仏教高校」だけだった。
そして去年の前半も、自動売買は諦めたものの、
手動で日経先物などの売買を行い、時間を無くす。
この頃、「ニューハーフ殺人事件」を思い付いて、
「カクヨム」にもうpしたんですね。
結局これは頓挫して、
トレードの方も怪しくなってきて、
又パートに出なければとなって。
しかし歳も歳なので、もう介護職と警備員しかない。
真夏でしたでしょうか。交通誘導をする正露丸の様に日焼けしたおじいさんを見て、
あれだけは辛いと思い、
初任者研修のスクールに通いだす。
それが去年の夏から秋でしょうか。
その後、「スキーマンションの殺人」をまとめたのか。
ですから、去年の成果としては、
@裁量トレードの手腕を多少は上げた(実際には儲からず)。
A介護職の初任者研修を修了した。
B「ニューハーフ殺人事件」を途中までと「スキーマンションの殺人」を書いた。
これだけですね。
あとは、隣人13号の件がずーっと続いているという感じです。
小説に関して、去年思った事。
赤松利市の小説を読んだのですが、面白くなかったんですね。
それで、ただ自分の経験を書いても面白くないんだ、という当たり前の事に気付いた。
今までは、純文学や私小説の影響があって、
何か精神的に症状のある人が書くものが面白いのであって、
症状もない癖に病人ぶって書かれた小説など偽物だ、と思っていたのですが。
これが大きな間違えで。
自分にとっては興味深い症状でも他人にとっては何ら面白くない、
という事に気が付いたという事でしょうか。
「ニューハーフ殺人事件」なんてその典型でしょうか。
独り善がりというか。
そんなけったいな症状があっても他人は何ら面白くはないんだよ、
という事に気付いた。
そこで出てきたのが本格ミステリーなんですが。
これは、こうやって読者を楽しませるという文法が割と明確なので、
独り善がりにならなくて済むんじゃないか、と思いました。
あと、本格ミステリーにまで行かなくても、(社会派というのは書けないのですが)
乱歩賞あたりを狙う広義のミステリーにも文法はないのか、と思ったのですが。
感じとしては、
@仕掛け人がいて、
Aトリックを仕掛ける。それはイベントでなければならない。
(何かの行動の顛末でなければならず、純文学の様に、単なる症状の感慨ではだめ)
Bそして、トリックを仕掛ける段階で足跡を残してしまう。
C謎解き。ここでBの足跡(伏線)が回収される。
本格ミステリーだったらこんな感じでしょうか。
同様に乱歩賞的な作品でも、
@仕掛け人がいて、
A何かのイベントを行う。
Bイベントを行う際に何かの足跡を残してしまう。
Cどんでん返し。ここでBの足跡(伏線)が回収される。
という感じか。
今まで、純文学的に、自分の症状を極める事が良い小説を書く道だ、
と思っていたのですが。
それは独り善がりであって、
他人には全然面白くない。
と、赤松利市を読んで気付いて。
そう思うと、もっと若い時から、読者を楽しませる方法を研究しておくんだった、
と思いましたね。
正月早々乱筆乱文ですが。
今年もよろしくお願いします。