#1150/1158 ●連載 *** コメント #1149 ***
★タイトル (sab ) 22/10/03 11:43 (328)
ニューハーフ殺人事件14 朝霧三郎
★内容
副題:何で男の癖にペニス羨望があるのかPart2。
N-BOXの車内に戻るとスマホを出して“リブレ高田馬場”で検索。
“リブレ高田馬場”は一番上に表示された、勿論。
『コンパニオンのほとんどが現役OLや学生という23区内の超穴場優良店です。
“彼女”達は元女優でも元モデルでもないから初々しいったらありゃしない。
その癖テクは極上というからおったまげー。
そんな男の娘とニューハーフがあなたを…』
そこをタッチすると店のhpが表示された。
在籍一覧、スケジュール、料金…というメニューの中から、在籍一覧をタッチ。
AKB48メンバー一覧の様に画像がつらーっと表示される。
その中から、なるべく加工していなそうで、かつ、好みのタイプ…
見るんだったら平手友梨奈や満島ひかりなどDNAを感じさせるタイプ、
しかし個体としては、蒼井優や
ちょっと古いが眞鍋かをりの様なきりっとした目元の女が好みだったが…
のパネル写真をタッチする。
プロフィールのページが表示された。
大きめのパネル写真は数秒ごとに切り替わっていたが、
その1枚は、
バックで片足をテーブルに乗っけている写真で、ビキニ姿なのだが、
股間にふくらみがこんもりとあり、ぺろりを脱がせばちんぽがでてくるのか、
と思うと光男は萌えた。
尻周辺もホルモンをやっているせいか、女性的なふくらみもあり、
色も白いのでアナルもピンクかも知れない。
喉がカラカラになってきた。
スマホを擦ってスクロールさせる。
【スペック】
名前:アリス
年齢:22歳
T:170
B:90 (Dカップ)
竿:有り 玉:有り
Pサイズ:15
タイプ:ニューハーフ/地毛
【オプション】
AF:◎
逆アナル:◎
3P:◎
生フェラ:◎
射精:○
ソフトS:◎
ソフトM:◎
『パネルの通り、月夜のごとく澄んだ目元が印象的なアリスさん。
引き締まった抜群のスタイルにほるもんも効いてきて、
ピンクのびーちくがでてきばっかり。
でも、ペニクリはまだびんびんという、
トラニーチェイサーにはたまらない状態。
しかも、プレイに関してはまだ修行中の未熟者、
かえっていろんな事ができちゃうかも。
とにかく元気なので、カマなしでも逆AFok。
もちろん透明射精つき。
こんなトラニー現在進行形のアリスを逃す手はありません。
本当にこの旬な時を逃すなんて、ありえませんyo----』
(メール予約するしかない)光男は決断した。
『お客様のお名前 水戸光男
お客様のメルアド mitu2022@gmair.com
お客様の電話番号 080−**88−19
ご希望日時 10/15 19:00
ご希望の希望タレント アリス
希望コース 90分
個室又は出張 個室
AFのタイプ コンパニオンの逆アナル』
これだけ入力すると送信をタッチした。
(あー、喉がカラカラだ)
一回車から降りると、コインパーキング横の自販機から
デカビタCを買って戻ってくる。
キャップを外して、ごくりと喉を潤す。
ナビに店の住所を入力すると案内開始ボタンにタッチした。
「ルート案内を開始します。実際の交通規制に従って走行して下さい」
というナビの音声案内に従って、車を発進させた。
すぐに新大宮バイパスに出ると、ひたすら南下。
高島平からは池袋線の下を走っていって、山手通り、新目白通りと走っていって、
山手線の高架をくぐって右折すると目的地だった。
走行距離キロ28.9キロでも全然疲れない。
犬は獲物を追いかけている間は全く疲れを知らないというが、
トラニーチェイサーもトラニーを追いかけている間は疲れないのか。
(つーか、こういうのが好きだ。
スマホでニューハーフ風俗に予約を入れたり、夜の街をナビで走ったりするのが。
ドンキのアダルトグッズコーナーに埋もれていた小さな液晶テレビに感じた秘宝館的な
魅力が、スマホにもナビにもあるのかも知れない)
高田馬場1丁目パーキング3時間1500円に駐車すると、
一通の裏道を歩いた。すっかり日は暮れて人通りもまばらだ。
場所が分からないので電話すると、
「もしもしぃ」相手の声は太いがオネエの声だった。
「予約している者なんですけど」
「どちらさん」
「水戸といいます」
「ミトさんね、はい、今どちらにいます?」
「高田馬場整形外科の前」
「じゃあ隣にセブンがあるでしょう。その隣のマンションがそうだから。
504をおして下さい」
到着すると、オートロックで部屋番号を押す。
「19時から予約している水戸ですが」
アイホンのライトが付いてから、無言のままオートロックが解錠された。
504に入るとそこが受け付けになっていた。
玄関先にカウンターが据え付けてあって、身長180センチ体重100キロの
巨漢のオカマが手をついていた。
「いらっしゃい」
玄関右手には三段ボックスがあって、DVDが積まれている。
裏DVDでも売っているんだろう。
カウンターの向こうはダイニングで、応接セットがある。
その奥に引き分け戸があって、向こう側は和室か。
左手にもドアがあって洋室がありそう。
その手前が洗面所で洗濯機が回っている…と見回していたら、
「あんた、警察の人」とオカマが訝った。
「いやいや、そんなんじゃないんだ。顔がごついからよく間違えられるけど」
「あら、そうぉ? あんた、あの子をご指名ね」とタブレットを見せてくる。
「いやー、まだ初心者で」
「それにしちゃあお目が高いわね。それじゃあ20000円になります」
財布から1万円札2枚を出して渡す。
それと引き換えに、キーボックスから出した鍵を渡される。
「それでは206号室でお待ち下さい」
(なんだ、あのの奥に入れてくれるんじゃないんだ。
マンションの別室が個室になっているのか)
206は504とは違ってリビングもなく、純然たるワンルームだった。
真ん中にベッドがあるだけで後は造り付けのクローゼットがあるだけ。
道具はあの中にあるのだろうか。
ちょっと肌寒い気がして、光男は自分でエアコンを入れた。室温は暖房26度。
きんこーん。
「おじゃましまーす」
鼻にかかった声で言いながら、アリス嬢が玄関を開けて入ってきた。
一目見た瞬間に、いい、と思う。
蒼井優に似た切れ長の目で、鼻すじも通っていて、顎はとんがっている。
走ってきたのか、息が荒く、小鼻が収縮している。
息のニオイはピーチとかフルーツの香り。
最近、光男は、pornhub、XVIDEOSなどで、shemalesで検索して動画を見ていたが、
時々、マット・ディロンがズラをかぶったような顎の発達したシーメールが出てきて、
ああいうのは冗談じゃないと思っていたのだ。
(つまり、自分は相変わらず女を求めているのか)、とも思うが、
とにかく今目の前にいるアリス嬢の女らしさが、いい、と思うのだった。
「君、いいねえ」光男は素直に言った。
「ありがとうございます」
「なんつーか、両性具有の魅力があるよ。
つーか、男の娘とニューハーフの違って何?」
「ホルモンをやっていないのが男の娘で、やっているのがニューハーフですかね。
いくら無し無しでもホルモンをやっていなかったら男ですね。
無し無しでやっていないなんてあり得ないけれども」
「君はホルモンやっているの」
「やってます。だから最近おっぱいがでてきた」と自分で乳を寄せた。
「じゃあ、私脱ぎますから」
アリスは、デニムジャケットを脱ぐとクローゼットに入れた。
ぴっちりとしたカジュアルシャツに、スリムなジーンズ。
ほんのりと乳房のふくらみもわかる。
それも脱ぐと、ブラとパンティになった。
おっぱいはかすかに膨らんでいるのに、股間は盛り上がっている。
又、喉がカラカラになってきた。
クローゼットからバスローブを出すと、「お兄さんもこれに着替えて」
と渡してくる。
「パンツも脱ぐの」と光男。
「もちろーん」
「なんか飲むものないかなあ」
「なんで? 喉乾いてきちゃった」
アリスは冷蔵庫から、ジャスミン茶のペットを2本だしてきてくれた。
バスローブ1枚でベッドに座るとブラにパンティのアリスが横に座った。
「じゃあ、お兄さん、逆AF希望ですよね」
「逆AF、やられたい」ジャスミン茶を飲みながら言った。
「じゃあ、カマはさっき飲んだから、じゃあ、まずお尻洗って下さいねー」
「えっ」
アリスはクローゼットから浣腸器を出すと、それをもってバスに入っていった。
すぐに出てくると浣腸器の中には100ccぐらいの液体が。
「すっぽんぽんになって下さいねー」
言われるがままにバスローブを脱ぐ。
「あら、結構たくましいですね」
「歳の割にはね。ボクシングで鍛えているから」
「すごそう。じゃあ、お尻出して」
光男はベッドに手をつくと尻を出した。
浣腸器で液体を入れられる。
「そこのトイレで、出しちゃって」
バストイレ別のトイレの便座にしゃがむとすぐに液体が出たが水だけだった。
一応ウォシュレットをやって出てくる。
「何もでなかったよ」
「だったらいいです」
と言うとアリスは立ち上がった。
「じゃあ、上、脱ぎますね」と言うと、ぺろんとブラを外す。
白い水泳選手の様な肌にかすかに膨らんでいる乳房、そしてピンクの乳輪がある。
うずくまる様にしてパンティも脱ぐと、ダビデ像の様な包茎が現れた。
まさにダビデの包茎。
「じゃあ、シャワーお願いしまーす」
二人でユニットバスに入る。
ざーっと光男の股間にお湯をかけて、泡立てた石鹸で洗う。
「あー、もう勃起している」
「本当だなあ」
アリスのを見ると、勃起はしていないが、
立ったら光男のより2、3センチはでかかろうというサイズだった。
アリスは自分のペニスもざーっと洗った。
バスから出てくると、ベッドの前で、バスタオルでぱたぱた光男の水滴を吸う。
アリスは自分の肌の水滴も吸って、「じゃあ、逆AFなら…」
と言って自分の股間を見下ろす。「あらどうしよう、まだ私の立っていない」
勃起していない包茎のペニスをこちらにむけてきた。
「ちんぽおおきくして」とアリス。
(舐めたい)と光男は思う。
(肛門性愛だけじゃないじゃないか。包茎のちんぽも好きなのか。何でだろう。
何で包茎のちんぽが好きなんだろう)
謎が脳内でうずまいて、それでテンションが上がる。
最初手で持ち上げてみたが、
触らないまま空中にある状態のダビデの包茎を口で受けてみたい、と思った。
アリスの前に跪くと目の前に包茎ペニスがあった、朝露に濡れる朝顔の蕾の様な。
「じゃあ、吸うよ」
生まれて初めて人のペニスをしゃぶった。
口の中で徐々に勃起してくると、包皮が剥けるのも分かった。
勃起してくると、手を伸ばしてきて、こっちの乳首を強めにつまんだり、
なでたりした。
完全に勃起すると、ハモニカみたいに横を舐めたり、リコーダーの様に
縦に舐めたりする。
今やアリスのペニスはぎんぎんにいきり立っている。
そして上半身には小さい白い乳房とピンクの乳首があるのだ。
「じゃあ、最初、ほぐしてあげる」
アリスは体を離すと、
クローゼットから短めのアナルビーズとローションを出してきた。
「じゃあ、お尻にこれ塗らないと」
「え、何それ」
「これが一番いいのよ。SODローション ロングバケーションタイプ」
(SODってそんな物まで作っているのか。「マネーの虎」の高橋がなりは。
そんなものを作るんじゃあ生産設備も必要だろう。そんな資産があるのか。
それともOEMで名前だけ貸しているのかなあ。なんか、西武の堤一族みたいな
勢力の大きさを感じて、嫌だなあ)
そんな事を考えている間に、ローションは塗られて、
アナルビーズの一個目は既に吸い込まれていた。
「ほら一個吸い込んだ」とアリス。「お尻を緩めて、緩めて。
ほら、又一個吸い込んだ」
そうやって、すぐに5個まで吸い込む。
「じゃあ、抜くわね」
ずるずるずるーと引っこ抜かれる。
そして、指2本でアナルをぐりぐりする。
(感じるー)
しかし不思議な事に、ちんぽは萎えていた。
「さあ、お尻の方はバックオーライ」
アリスは、コンドームを取り出すと、器用に装着した。
光男のちんぽを見ると、「あれぇ、勃起していないのにお汁がたれている。
勃起していないのに感じているの?」
手を伸ばしてきて、こっちのちんぽに指を絡めてくる。
「じゃあ、四つん這いと正常位とどっちがいい?」
「う、正常位」
「じゃあベッドの上で仰向けになって」
ベッドに仰向けになると、
アリスがこっちの膝の後ろをおしてきてM字開脚させられる。
その状態で、アリスは勃起したペニスを押さえるとこっちの睾丸の下にあてがう。
腰の力で鬼頭だけぬるっと入ってきた。
「ほら、頭だけもう入っちゃった。じゃあ、もっと深く」
ずるずる、と入ってくる。
「ほら、もう根元まで入った」
それから抜く。
又入れる。
こっちの脇の下あたりに手をつくと、アリスはペニスを出し入れしだした。
(肛門で擦れる感覚がたまらない)
自分のペニスを見ると本気汁が溢れていた。
「いいよ。すごくいいです」
言うと抱き着いてアリスの乳首を吸う。
アリスはこっちの首すじに抱き着くと、ピストン運動を始めた。
「はあ、はぁ」と溜息がもれる。「はぁ、いいです」
「いきそう?」
「いきそうです」
ちんぽも勃起していた。
アリスは上体を起こすをこっちのペニスをしごきだした。
「じゃあ、行っちゃって」言うと、ピストン運動を激しくする。
「あ、ああ、ああ、ああ」
すぐに果てた。
その途端に肛門が拒否する。
「あー、もういい」と光男は腰を引いた。
「ふふぅ」ペタン座りするとアリスは微笑した。
「やっぱ早いよね。ベテランになると勃起しないまま射精する人がいるんだから。
そういう人は、たらたらと何時までも射精しているの。
“ところてん”っていうんだから。私じゃ出来ない技だけど」
こっちのちんぽを握って精液の残りを絞り出すと拭いてくれる。
自分のコンドームも始末した。
人心地着くと二人は、ベッドに座ってジャスミン茶を飲んだ。
「まだ、50分も余っている。スイッチして、お兄さんがこっちにAFして
フィニッシュしてもよかったんだよ」
「まだ初心者だからな。つーか、ここに来る客って、ゲイなの?」
「うーん、ゲイじゃないですね」
「じゃあ、どんなのがくるんだ」
「お兄さんは何を求めて?」
「君がいい。顔と、ちょっと出たおっぱいと、大きすぎないダビデのペニスが」
「そういうのを求めてくるのよ」
「女にちんぽが欲しいのか」
「そんな感じ」
「そうだよな、マッド・ディロンみたいなのはごめんだからな」
「えー、なに、それ」
「いやー、エロ動画のシーメール物で、マッド・ディロンみたいに
顎の長いのがズラをかぶったのがあって、ああいうのはかなわないな、と」
「ふーん。ホルモンが遅かったのね。かわいそうに」
「しかし、何でちんぽが欲しいのかぁ」
「3つ説があるの。
第一の説は、ペニスをクリトリスに見立てている感じ。
ペニクリっていって、バイブを鬼頭に当てて、行きそうになると離して、
おさまると又当てて、って、何回もやると、じわーっと精液が滲み出てくるっていう
プレイもあるんだけれども。
第二の説。女にペニスがあるのは面白いという説。
第三の説。女性性器嫌悪説。気持ち悪いじゃん、おまんこって。
内臓みたいで」
(インターフェースが変わったって事か。
つまり、相変わらず女を求めてはいるのだが、つながる箇所が女性性器から
男性性器に変わったという事か…。
何気、関根啓子巡査ののナニを想像してみたら、内臓が剥きでている様で、嫌だな、
と思えた。という事は第三の説かも知れない。
いやー、それがペニス羨望の理由とは思えないなぁ)
「そういうのは、あきな恋さんが詳しいよ」とアリスが言った。
「誰?」
「あきなさん。私の先輩」
「へー、自分の客に他のニューハーフを紹介するのかい」
「そうじゃないけれども、あの人は色々教えてくれたから」
「ところで、“ところてん”って、何よ」
「直腸から入れると前立腺の上に精嚢っていう精液の溜まっているところがあるから、
そこをつくと、たらたら垂れてくるんだよ」
「それもあきな嬢なら出来るの?」
「超上手いよ」
「ふーん」
光男は立ち上がるとクローゼットを開けた。
ジャケットのポケットからスマホを出すと、
例のガイシャの写真を表示する。
アリスに見せた。
「この人知っている?」
「えー、何でそんな事聞くの?」
「俺の友達なんだよ。
こいつが、この店にいいニューハーフが居るって言うんだけれども、
誰だか教えてくれないんだよ」
「ふーん。見た事あるなぁ。あきなさんが店外デートしていたのかな。
うーん。もしかしたらそうだよ。多分」