AWC ◎2013年12月度 CO2削減実績報告 〜そのB〜 ヨウジ


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#1013/1158 ●連載
★タイトル (CKG     )  14/04/26  18:50  (460)
◎2013年12月度 CO2削減実績報告 〜そのB〜 ヨウジ
★内容

4.2013年CO2年間削減実績

       年    電気    ガス   水道       CO2
           KWh    m3    m3        Kg     基    
 
排出実績 1990 5468  611   242   1085.92 ←準
削減実績 1999 5270  532  233  1010.16  年
削減実績 2000 3845  476  220   801.24
削減実績 2001 3622  290  200   652.24
削減実績 2002 3341  249  183   589.56
削減実績 2003 2984  200  149   509.92
削減実績 2004 2951  145  127   467.24
削減実績 2005 2902  137  123   455.60
削減実績 2006 3030  148  121   477.68
削減実績 2007 2887  143  121   457.32
削減実績 2008 2917  140  111   457.40
削減実績 2009 2861  126  123   443.64
削減実績 2010 2981   57  116   412.76
削減実績 2011 2905   42  105   392.28
削減実績 2012 2792   38   98   375.04

削減目標 2013 2792   38   98   375.04
削減率%    −48.9 −93.8 −59.5 −65.46%

削減実績 2013 2289   29  102   309.56
削減率%    −58.1 −95.3 −57.9 −71.49%

   注)「削減率%」とは1990年比の削減率のことです。

5.考察

  ◎制度が再生可能エネルギーが普及するようにできていません

    一般家庭で最も身近な太陽光発電で見ると、補助金は2012年で70
   万円位あったものが2013年から廃止または大幅減額され、売電単価も
   42円から38円に引き下げられました。太陽光パネルが安くなったから
   という理由で。しかし、現状のコストは一般家庭が気軽に導入できる程安
   くなっていませんし、国・都道府県・区市町村の補助金はこれを補える程
   の額にはなっていません。これらの補助金の合計額が十数万円にしかなら
   ず、太陽光パネルの導入は家計の重い負担となります。裕福で大きな邸宅
   の太陽光発電設備導入はプラスになりますが、庶民の住む住宅ではプラス
   にはなりません。それに十数年に一度位メンテ費用が掛かったり、パネル
   自体の寿命も25年位しかないので、一生に二、三度買い替えなければな
   りませんからまったくメリットになりません。
    太陽光パネルの導入は社会(地球)貢献になることですからもっと思い
   切った制度に改めるべきです。フィリピンの巨大台風来襲による莫大な被
   害もそうですが、最近の日本でも伊豆大島の土砂災害、ついこの間の大雪
   による農家の被害も甚大でした。単に経済効率を追求するだけでは立ち行
   かなくなるところまで異常気象が悪化しています。そしてこれらの被害に
   よる影響は結局は我々一般国民にも回って来るわけで、地域や一国の問題
   ではないグローバルで深刻な問題にまで発展しました。だからこそ思い切
   った対策が必要です。事の重大さに見合った政府予算の支出が必要であり、
   CO2排出者でもある我々一般国民の削減努力や排出量に見合った経済的
   負担も必要不可欠です。
    家と屋根さえあれば導入した方が経済的メリットになるもっと思い切っ
   た制度に改めるべきです。最善の努力もしないまま国民の安心・安全を脅
   かす原発を再稼働させるべきではありません。「先行きどうなるか分らな
   いから脱原発の時期は明示できない」ではなく、「先に目標と実現時期を
   決め、次にそれを可能にする政策を立案する」という能動的・積極的なア
   プローチが必要です。そうでなければ改革はできませんし、国や世界を救
   うことはできません。まず、どこへ行くのか、どの方向に進むのかを決め
   ことが重要です。
    国民の安心・安全を犠牲にしてでも目先の利益を追求するため原発を使
   い続けるのか、それとも国民の安心・安全が最も重要だから万難を排して
   脱原発を目指すのか。重要なものを優先させるのが真っ当な考え方です。
   原発は目先の利益にはなったとしても長期的には莫大な不利益・災難を被
   る可能性が大きいです。安全・確実な道を選択すべきです。
    これをまず決め、それから実現時期を明確に示すべきです。そうでなけ
   れば流されどこへ行くのか分らなくなります。だから制度改革が遅れ再生
   可能エネルギーの普及も進まないのです。

   P.S.我が家の電気の検針票を見ると売電に当てられる「再エネ発電賦
       課金等」はたった数十円です。随分ささやかな金額です。地球環
       境がここまで悪化しているのにたったこれだけの負担とは。

       我が家でも太陽光発電の導入を真剣に検討したのですが、屋根に
       は穴が空けられるし、社会的貢献になるのに経済的にマイナスに
       なるので契約の一歩手前になり導入を取り止めました。それでこ
       のような記事を書くことになりました。

  ◎グリーンシティー=ポートランド

    オレゴン州ポートランド市は福岡市程の面積に60万人が住むこの街に
   はいたるところに公園や街路樹が整備され全米で最もグリーンな街と呼ば
   れています。そんなポートランド市でもかつては大規模な都市開発が進め
   られていました。1970年代のポートランド市は他のアメリカの都市と
   同様に急激な都市化により自然が減り大気や河川が汚染され住み難い街に
   なってしまいました。そこでポートランド市民は「グリーンシティー」を
   目指しました。
    世界の石油の25パーセントを消費するアメリカではその3分の1が人
   や物の輸送に使われていて、内、食糧は平均して2000キロも離れたと
   ころから運ばれています。都市を小さく保ち、近くのエネルギーや水・食
   料を利用した方が環境にも良く健康的な上、コストも抑えることができま
   す。ポートランド市では徹底して自動車の利用を抑えることで1993年
   から二酸化炭素を22パーセントも削減したということです。
    アメリカのエネルギー学者=エイモリー・ロビンス博士は言っています。
   この問題を解決するには人類が自らの意思で化石燃料の使用を断ち切るよ
   りありません。化石燃料に頼らない社会を創るには一極集中の巨大都市で
   ない小規模・分散型の社会モデルにするのが良いのです、と。

   @自動車中心だった都市に路面電車を拡充
     市の中心部には路面電車の停留所が数百メートルごとに設けられてい
    ます。一日の平均利用者は12万人以上で運賃は二時間乗り降り自由で
    約250円となっています。これにより自動車の利用を大幅に減らし、
    排気ガスや二酸化炭素の排出も大幅に減らしました。

   @自転車の利用拡大
     平地が多い市街の道路の大部分に自転車専用レーンを整備。公共交通
    機関には自転車を置くための専用ラックが整備され自転車ごと乗り込む
    ことができます。自転車スタンドには無料で使える工具が備えられてい
    ます。自転車を利用しやすくする様々な工夫がされ、今では市民の10
    人に1人が自転車通勤をするまでになりました。

   @食材の地産地消による自動車利用の削減
     週に5日、市内の各地で地元で取れた食材を直売する「アーマーズマ
    ーケット」が開かれます。地元の食材を地元で消費することで無駄な輸
    送を減らし、自動車の利用と二酸化炭素を減らしました。

   @行き過ぎた開発を抑える「都市成長境界線制度」
     持続可能な社会を目指すには私たちの欲望を膨張させないようにする
    必要があります。ポートランド市では行き過ぎた開発を抑えるために、
    1973年に「都市成長境界線制度」を制定しました。成長境界線を5
    年ごとに定め、その外側は原則として新たな開発を禁止、その代わり境
    界線内の土地を効率良く利用し地域経済や公共サービスを充実させます。
    これにより市の中心部に商業地域と居住地を集中させ便利で暮らし易い
    街を作ることができます。一方、境界線の外側では開発を一切禁止して
    いるため都市の膨張を防ぐことができます。そして都市のすぐ近くに人
    々が楽しめる豊かな自然を維持し、食料を生産する農地も十分に確保で
    きます。

   @市民の声を直接政治に反映させる「シティー・コミッション制」
     毎週1回、市民団体の代表と市長と選挙で選ばれたコミッショナー(
    市民委員)と呼ばれる4人の委員で会議が開かれます。この5人で市議
    会と市政府の代表の役割が担われます。市民からの提案を受け5人だけ
    で議決を行うため素早く政策が決定されます。5人は医療・経済などそ
    れぞれ担当が割り当てられていて政策を速やかに実行に移します。
     シティー・コミッション制は、市民の積極的な政治参加があって初め
    て成り立ちます。市民たちは地区ごとに近隣組合と呼ばれるグループを
    作っています。自主的に会合を開いて意見をまとめ市に提案します。市
    は近隣組合の意見を聞くことが義務付けられています。
     ポートランド市でこの画期的な「グリーンシティー」が実現できたの
    も、この「シティー・コミッション制」あってのことでした。

   注)この「グリーンシティー=ポートランド」の記事は次のテレビ番組の
     放映内容に基づき書きました。

     NHK国際共同制作「スペースシップアースの未来」
     第4回 「新たな海図」を求めて

  ★12月度の主なCO2削減関連の取り組み

   @12/02
     ・屋根裏の換気口を塞ぐ
       屋根裏の西壁に間隔を空けて設けた3つの換気口にステンレス・
      キャップを被せることで塞ぎました。後、屋根裏換気扇に木製蓋を
      被せました。暑くなくなったもっと早い時期に実施しても悪くはな
      いのですが、いよいよ寒くなりこれ以上放置すると省エネにとって
      マイナスになると判断し実施しました。作業着に着替えなければな
      らないので面倒ということもあり、ギリギリまで先延ばししていた
      という事情もあります。

   @12/06
     ・自室配電盤にBDレコーダー用コンセント増設
       この作業は11月度の報告書の「@11/25〜29 自室配電
      盤の機器の増設・交換」の「◇ブルーレイレコーダー用のワットメ
      ーター新設」で既に実施済みであるかのように書きましたが、実際
      にはそうではありません。12/1にこれまで無計測のコンセント
      から取っていたBDレコーダーの電源をAV機器のコンセントに繋
      ぎ替え消費電力を計って見たら、待機時2台で13.6Wにもなっ
      ていることが分かり驚きました。これが切っ掛けとなりBDレコー
      ダーの消費電力を常時測定することを思い立ちました。その後、抜
      け止めコンセント等の手配を行い、12/6に配電盤にコンセント
      の増設を行いました。ワットメーターはDKの25Cm換気扇壁掛
      け扇用のものを外して使用しました。(DKテーブルコンセント用
      ワットメーターが壁掛け扇用と共用できるので)

   @12/11
     ・DKに自作ダイニングコタツを設置する
       ダイニングコタツ布団を押し入れから出しベランダで干し、夕方
      DKにダイニングコタツを設置しました。自作サブテーブルはダイ
      ニングテーブルの下に常時置いているので、これにダイニングコタ
      ツ布団を掛ければ出来上がりです。いえ、この後、各椅子の前以外
      の3つの側面に化粧ベニヤで作った暖気逃げ防止板をネジ止めする
      作業も行いました。後は熱源の大判ソフトアンカをテーブル下に置
      き、45Cm角のホットマットを妻の椅子に置けば設置完了です。

   @12/12
     ・照明をLEDに交換@

      ◇2階廊下の白熱灯40W  →40W相当のLED電球7.6W
      ◇階段エコクールランプ5W →40W相当のLED電球7.6W
       *交換前の電球は冷陰極管という特殊な電球で点けてから明るく
        なるまで時間が掛りまた明るさが足りないので交換しました。
      ◇玄関内のネオボール12W →40W相当のLED電球7.6W

   @12/13
     ・照明をLEDに交換A
      ◇居間の蛍光灯20Wx3本 →LEDシーリングライト34W
      ◇玄関灯の白熱灯40W   →40W相当のLED電球7.6W

   @12/14
     ・DKのダイニングコタツ下に1畳ジュータン敷く
       12/11のダイニングコタツ設置は取りあえず間に合わせに行
      ったもので、正式にはダイニングコタツ下の床に1畳のジュータン
      を敷く作業が残っていたので実施しました。フローリングに掃除機
      掛けしてから雑巾掛けし、それから1畳ジュータンを敷き両面テー
      プで固定しました。

   @12/17
     ・PC使用時の足温器(定格40W)使用開始
     ・就寝時のソフトアンカ(定格21W)使用開始

   @12/24
     ・BDレコーダーの電源を切り省エネ
       BDレコーダーは省エネ設定していても待機電力を数W消費し、
      1日で百数十Wh消費することが分ったので、2台の内の余り使用
      していない1台は普段は電源を切っておくようにしました。スイッ
      チを取付けて電源プラグを抜かなくてもワンタッチで切れるように
      しました。下記が対策前後の消費電力量です。

        月 日  消費電力量(Wh)
       12/07  310−+
       12/08  500 |
       12/09  410 |
       12/10  350 |
       12/11  370 +− 2台の合計3870KWh
       12/12  360 |   平均16.1W
       12/13  360 |
       12/14  390 |
       12/15  430 |
       12/16  390−+
       −−−−−−−−−−−−− 1台の電源をOFF
       12/17  240−+      |
       12/18  240 |      ↓
       12/19  250 |
       12/20  300 |
       12/21  240 |
       12/22  310 +− 1台の合計2860KWh
       12/23  270 |   平均10.8W
       12/24  180 |
       12/25  320 |
       12/26  260 |
       12/27  250−+

  ★今月の太陽熱温水器の省エネ成績

    12月度の太陽熱温水器の省エネ成績は次の通りでした。

     月 	日 夕食 −−湯温−−  ガス 水道 沸かし方法 湯量
          前後 最高  平均 (L) 温度       (L)
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
                      0

    [補足説明]
    ・夕食|前後   :沸かし入浴した時間(前=夕食前 後=夕食後
              前後=夕食前と夕食後)
    ・湯温|最高 平均:(最高=汲み初め 平均=汲み終わった後の湯温)
              最高65度とは65度以上のことです。家庭用お
              風呂温度計の目盛りが65度までしか振られてい
              なく分からないからです。
              また「38+」とは38.5度のことです。
    ・水道|温度   :「+」の意味は湯温と同じ

    以上の通り今月の入浴(内風呂)回数は0回でした。相変わらず時間的
   余裕がなく、内風呂を立てられる日がありませんでした。
    銭湯へ行った回数は、私一人で行ったのが2回、妻一人で行ったのが4
   回、妻と二人で行ったのが2回でした。つまり1カ月で私は4回、妻は
   6回行ったことになります。衛生上問題がありました。

    注1)ガスの12月度とは今年は11月22日から12月20日の28
       日間でした。東京ガスの検針日に合わせています。

    注2)ソーラー湯温は例えば50度あったと言っても貯湯タンクのお湯
       全体が50度あるわけではありません。太陽熱温水器の仕組み上
       最も温度の高い水面ぎりぎりの部分から採湯するので、その部分
       の湯温のことです。しかし、貯湯タンクのお湯がどの位暖まって
       いるかを示す目安にはなります。

    注3)2010年6月度から湯量という項目を追加しましたが、夏季は

       毎日入浴するので浴槽に汲むお湯の量を少な目にすることで節水
       することを思い付きました。前回入浴の残り湯に熱いお湯を足し
       湯することで節水する方法もあり、状況により使い分けたいと考
       えています。標準の湯量は我が家の浴槽の場合は175Lとして
       います。

    注4)成績表の平均湯温欄が”−”になっている日がありますが、これ
       はサーモスタットバス水栓(定量止水機能付き)の温度調節をお
       風呂の適温まで下げて組み込んだ場合です。太陽熱温水器が出す
       お湯の温度が適温(42度位)未満の場合は温度調節をMAXに
       して組み込むので、汲み終わった時の温度を平均湯温として記録
       しているからです。従ってこの欄は冬季にだけ値が入り意味が出
       て来ます。

    私のホームページに【太陽熱温水器の紹介】コーナーがあるので参考に
   してください。

     http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/software/co2/solar.htm

  ★今月の用途別電力使用量

    12月度の16台のエコワットの集計結果は下記の通りです。

    用途等         消費電力    割 合
                (Wh)    (%)
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    PC関係       26600  17.62
    水槽         26170  17.33
    冷蔵庫        22950  15.20
    46V液晶       8500   5.63
    BDレコーダー     9086   6.02 注3
    オーブルトースター等  6100   4.04
    オーブンレンジ     5890   3.90
    炊飯器等        2860   1.89
    AV機器        6820   4.52 注4
    妻コンセント      1400   0.93
    DKテーブルコンセント 1270   0.84
    冷風扇アンカ等     1200   0.79
    洗濯機等         770   0.51
    天井換気扇        430   0.28
    25Cm換気扇壁掛扇	   0   0.00
    屋根裏換気扇         0   0.00
    その他        30954  20.50
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    全体        151000 100.00

    注1)電気の12月度とは今年は11月29日から12月27日の28
       日間でした。東京電力の検針日に合わせています。

    注2)「その他」とはエコワットで測定していない照明、その他の電気
       器具が消費した電力量です。全体からエコワット16台の合計を
       差し引いて求めています。

    注3)「BDレコーダー」は12月7日から測定を始め21日間で
       6730KWhを28日間に換算した値です。

    注4)「AV機器」は11月30日から間違って2台のテレビ等の測定
       を行っていなかったので推計値を載せました。

    DKの46インチLED液晶(「46V液晶」)は、今月も節電に貢献
   しています。旧32インチ非LED液晶だった昨年12月が18905
   Wh(29日間19580Whの28日換算)だったものが、今月は
   8500Whと55.0%も少なくなりました。(昨年12月21日購入
   なので22日〜28日は新テレビを使用していたわけで、実際の削減率は
   これより大きくなります)
    「AV機器」は、旧26インチ非LED液晶と旧46インチ非LED液
   晶の2台体制だった昨年12月が8381Wh(29日間8680Whの
   28日換算)だったものが、32インチLED液晶と46インチLED液
   晶の新2台体制の今月は6820Whと18.6%少なくなりました。削
   減率が余り大きくならないのは、昨年12月1日〜17日はDKのフロー
   リング張替え工事をDIYしていたので自分の部屋では余りテレビを見な
   かったからだと思います。
    そして5月17日に導入した省エネNO.1冷蔵庫は、旧冷蔵庫だった
   昨年12月が38157Wh29日間39520Whの28日換算)だっ
   たものが、今月は22950Whと39.9%も少なくなりました。更に
   気温が低い季節となり節電率は先月の44.9%よりも小さくなりました
   が。

   それでは今月の削減実績を見て行きます。

  ★電気の削減実績

    電気は目標222KWhのところ実績151Whと目標より大幅に削減
   できました。削減された電力量71KWhに対しての寄与率は、冷蔵庫
   が15.2KWhで21.4%、DKの46インチLED液晶が10.4
   KWhで14.7%、自室32インチLED液晶と46インチLED液晶が
   1.6KWhで2.2%、その他が46.6KWhで65.6%でした。
   今月も24時間動き続ける冷蔵庫が1位になりましたが、率としては
   21.4%と先月の25.6%よりは下がりました。それからその他の
   寄与率が65.6%と飛び抜けて大きくなった原因は、昨年12月1日〜
   17日にDKのフローリング張替工事を行った際にシーリングライト(蛍
   光灯20Wx6灯を目いっぱい明るくなるよう調光)や手元を照らすスポ
   ットライトを長時間点けていたため電力使用量が特別に大きくなったから
   です。これに加え今年6、7月と今月の各所の照明のLED化で電力使用
   量が大幅に少なくなったからです。

          −−使用電力量(Wh)−  削減電力量   削減率
           今 月   昨年12月   (Wh)   (%)
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    冷蔵庫   22950  38157  15207  21.4
    46V液晶  8500  18905  10405  14.7
    AV機器   6820   8381   1561   2.2
    その他   57124 103706  46582  65.6

    年初からの累計では目標2792KWhのところ実績2289KWhに
   収まり、達成率121.97%と余裕を持って今年の年間目標をクリアー
   することができました。

    注1)上表の「その他」の今月の使用電力量は、「★今月の用途別電力
       使用量」の「その他」と「水槽」を加えた値です。

  ★ガスの削減実績

    ガスは目標2m3のところ実績も3m3と今年初めて月の目標をオーバー
   しました。しかし、先月までで10m3の貯金があるので年間では目標内
   です。
    年初からの累計でも目標38m3のところ実績29m3と目標より大幅に
   削減でき、達成率131.03%と大きな余裕を持って年間目標をクリア
   ーすることができました。

  ★水道の削減実績

    水道は目標17m3のところ実績15m3と目標より大幅に削減できまし
   た。
    しかし年初からの累計では目標98m3のところ実績102m3と目標を
   大幅にオーバーし達成率は96.08%でした。これは2、4、6月の目
   標値を異常に使用量が少なかった昨年実績から取ったため、この期間の使
   用量の超過分があるからです。来年は目標値を改めるのでこのようなこと
   はなくなります。

  ★CO2 の削減実績

    この結果、今月のCO2 排出量は目標30.64Kgのところ実績
   22.44Kgと目標より大幅に削減できました。
    年初からの累計でも目標375.04Kgのところ実績309.56
   Kgに収まり、達成率121.15%で大きな余裕を持って年間目標をク
   リアーすることができました。
    これにより1990年レベルからの削減率も目標65.46%のところ
   実績71.49%となり初めて70%を超えました。再生可能エネルギー
   を導入しなくても省エネ性能の良い機器に買い替えたり、冷暖房給湯全廃
   等、ライフスタイルを変えることで70%以上もCO2を削減することが
   できました。
    今年のCO2 削減対策は年初に一度に実施したわけではないので、以後
   新たな対策を何も実施しなくても来年は今年以上に削減が進むことになり
   ます。つまり来年は1990年レベルからの削減率が71.49%より大
   きくなるということです。

   私たちが排出したCO2 は大気中に溜り二度とは回収できず、地球環境と
  そこで暮らす私たち自身に害悪を及ぼし続けます。省エネをすれば確実に害
  悪は減ります。
   失われた生物種は二度とは戻りません。失われた生態系も回復は極めて困
  難です。地球環境は私たちの生存基盤です。損なわれれば私たちは生きて行
  けなくなります。贅沢過ぎる生活を改めれば良いのです。
   今日からあなたのできることすぐに始めてください。みんなの努力で私た
  ちのかけがえのない◎地球環境を守りましょう!!!

                                ヨウジ

P.S.CO2 の計算には下記のフリーソフトウェアを使ってください。

VECTOR
http://www.vector.co.jp/pack/dos/edu/science/co2_122.lzh  01/01/02 136625
    地球温暖化対策プログラム(光熱費等の使用量からCO2排出量を計算
説明ページ: http://www.vector.co.jp/soft/dos/edu/se035828.html
私のホームページからもダウンロードできます。(下記URL)
*--------------------------------------------------------------------*
| Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2   |
| PC-VAN:CKG36422  e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp                     |
| Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/                       |
*--------------------------------------------------------------------*

P.S.最近、テレビで放映されている環境関連番組では二酸化炭素の排出量を
    二酸化炭素換算で表示していますが、私の報告書では炭素換算で表示し
    ているので注意してください。
    
    フリーソフトのCO2.EXEでは
    「C =             0.120 Kg(CO2 =             0.440 Kg)」
    のように両方表示しているので、換算する手間が省けます。





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