連載 #7563の修正
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「@コラム305 国債30兆円未満の先は?」でも言いましたが、 国民貯蓄1200兆円の内、今年度末で既に666兆円を 国債発行等により使ってしまっています。 小泉内閣は、当面国債発行を30兆円未満に抑えるという方針を 出していますが、のんびり構えている状況にはありません。 666兆円の内訳は次のようになっています。 国債発行残高389兆円 銀行などからの借入金等長期債務117兆円 地方債務160兆円 仮に、今後国債発行を30兆円づつ続けて行き、その他の債務も 今と同じ割合で増加するとした場合どうなるか。 年度 国債発行残高 その他長期債務 地方債務 合計 1年後 2002年 419 126 172 717 2年後 2003年 449 135 185 769 3年後 2004年 479 144 197 820 4年後 2005年 509 153 209 871 5年後 2006年 539 162 222 923 6年後 2007年 569 171 234 974 7年後 2008年 599 180 246 1025 8年後 2009年 629 189 259 1077 9年後 2010年 659 198 271 1128 10年後 2011年 689 207 283 1180 11年後 2012年 719 216 296 1231 長期金利の変動や利払いを無視しても11年後には国民貯蓄を食い潰してしまい ます。2012年度の予算は否応なしに31兆円削減しなければならなくなりま す。今後景気が幾分回復して年2、3%の成長ができたとしても、このままのペ ースで借金財政を続ければ20年以内には財政は完全に破綻してしまいます。 ところが実際には2、3%の成長が維持できる保障はなく、また国債の信用がな くなり長期金利が急騰することも予想されます。そうなれば上記の計算よりも早 く財政破綻が起こります。 だから、「首相公選制」だとか「自衛隊は軍隊かどうか。憲法の規定と矛盾し ないか」とか、言葉遊びをしている場合ではありません。今や国債が不良債権化 しているのであって、「構造化改革なくして景気回復なし」などという生易しい ことでは済まされません。財政破綻による日本沈没を回避するためには財政再建 せざるを得ないのであって、そのためには構造改革をして無駄や非効率を極限ま で省かなければならないのです。だから「構造化改革なくして景気回復なし」で はなく、「構造化改革せねば日本は沈没する」に改めるべきです。小泉内閣は早 急に日本の破局を回避するための数値目標を伴った筋道を国民に示すべきです。 ヨウジ *--------------------------------------------------------------------* | Backup&Copy BCOPY / Shell&Menu SMENU / 地球温暖化対策Program CO2 | | PC-VAN:CKG36422 e-mail:CKG36422@biglobe.ne.jp | | NIFTY :BXC02020 e-mail:BXC02020@nifty.com or BXC02020@nifty.ne.jp | | Home Page http://www5b.biglobe.ne.jp/~youji/ | *--------------------------------------------------------------------*
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