連載 #7318の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
IT(情報技術)の急速な普及と大衆化には大きな疑問を感じます。 まず、IT革命が何を目指しているのかが見えて来ません。 ITは決して必要性から出発したものではありません。 ただ単に企業が技術的可能性を具現化し続けているに過ぎません。 パソコンを使ってインターネットにアクセスし買い物をすることに どれ程の意味があり人々を幸福にするというのでしょうか。 買い物をする店なら実社会に山程あり何も困っていないし 出かけて買い物をする方が実物を手に取り品定めできるのでより確実です。 それに出かけることは運動と気晴らしも兼ねるので健康にも良いです。 銀行に行かなくてもパソコンで残高照会や振込ができるという ホームバンキングもこれとまったく同じです。 最近のITというのはこれまでのOA(オフィス・オートメーション)とか FA(ファクトリ・オートメーション)等コンピュータを使った自動化・合理化 とは明らかに異なる要素を多く含んでいます。 これまでのコンピュータ化は企業の企画・開発・生産・販売・事務等の各部門の 生産性を高めることが目的でしたが、 今言われているITとはITのためのITであり 具体的な目的があるわけではなく IT産業を牽引役にした経済の活性化が目的です。 だから政府が巨額な財政赤字を増やしてまで公共投資を行なうのです。 国民の幸せや国民生活に役立てることが目的ではないという意味で これは従来型の公共事業と何ら変わりがありません。 違うのは重厚長大ローテク産業から 軽薄短小ハイテキ産業に変わったという点だけです。 (確かにこれは産業構造改革にはなりますが) 政府がITデバイド(情報格差)を問題にするのも IT産業の成長に結び付くことだからです。 今日のニュースで欧米のインターネット普及率が40%であるのに対して アジアのそれはたった2%であるとITデバイドを問題にしていましたが、 私はその裏に隠された重大な問題を連想さぜるを得ませんでした。 情報端末を世界人口の40%まで普及させたら 一体どれ程の電力が必要になり そのためにどれ程の発電所を作らなければならないか。 そしてそこからどれ程のCO2 が排出されるのかと。 世界人口を50億人とすればその40%は20億人です。 仮にこの内10億人の人々が同時に情報端末を使ったとしたら 端末1台当たりの消費電力を100Wとすれば 100x1000000000 」」」」」」」」」」」」」」 = 100000000 1000 1億KWhの消費電力となります。 これは50万KWの発電所を200基建設しなければならないことを示します。 また仮に情報端末を一人当たり一日3時間使用するとすれば年間電力使用量は 100x3x365x2000000000 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 = 219000000000 1000 2190万KWhになり、これによるCO2 の排出量は2628万トンにもなり ます。これは1994年の世界のCO2 排出量3億6600万トンの7.18% にもなる莫大なものです。 これから世界は1997年12月に京都で決めたCO2 の削減目標5%を達成す べく努力を始めなければなりませんが、このITデバイドを解消するために行な う情報端末の普及だけでも削減目標量を軽く超えてしまいます。世界には情報端 末のようなコンピュータだけでなく多くの工業製品がこれから普及率を伸ばそう としのぎを削っています。政府がIT、ITと巨額の財政赤字を増やしてまで行 ないつつあることと、私たちのかけがえのない地球環境を守るために京都で決め たこととの間にある矛盾をどのように説明したら良いでしょうか。地球環境より IT産業を伸ばすことの方が重要だと考えているとしか受け取りようがありませ ん。 これで本当に良いのでしょうか。際限のない生産と消費と廃棄と、そして際限の ない環境破壊の繰り返しで・・・ ヨウジ P.S.できるだけエネルギーを使わない方法に切替えなければならないのでは ないでしょうか。例えば、マイカーより電車やバスのような公共交通機 関の利用。一人一台のホームバンキングより街のATMの利用。携帯電 話より公衆電話の利用というように。
メールアドレス
パスワード
※書き込みにはメールアドレスの登録が必要です。
まだアドレスを登録してない方はこちらへ
メールアドレス登録
アドレスとパスワードをブラウザに記憶させる
メッセージを削除する
「連載」一覧
オプション検索
利用者登録
アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE