連載 #7072の修正
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教室にて、郁太郎が譲治に話しかけた。 「あのさ、この前見た夢の話覚えてる?」 「ああこの前、俺達が同時に見た『猿の惑星』の夢の話?」 それを横で聞いていた晴樹が、怪訝な目を二人に向けた。 <何の話してやがんだ? こいつら> 「あの夢でさあ、俺ちょっとわかんないことがあるんだよ」 「何?」 「あのアメリカ人の隊長ってさ、二千年後の地球とか言ってたよな。でも何で人間 が二千年も生きられるわけ?」 「だから、あの隊長は光速ロケットで宇宙を旅してたって言ってたじゃん。だから その……なんて言うの? アインシュタインの相対性理論っていうか……」 「なんだ、お前も涼子ちゃんのこと好きなのか?」 譲治は呆然と相手を見つめた。 「ああ? 何言ってんの、お前?」 「だって今、『愛したいの早大生』っつったべ?」 それを聞いた譲治は、声を荒らげた。 「何で、あんな鼻のでけえ不っ細工な奴、好きにならなきゃなんねえんだよ? 俺 が言ってるのは、『アインシュタインの相対性理論』!」 「じゃそのアイシタインの早退せえって何だよ?」 「お前、そんなことも知らねえの?」譲治は軽蔑の目つきで郁太郎を見た。 「じゃ説明できるのけ?」 「簡単じゃん」譲治は平然と言いながら、そばにいた晴樹の肩を叩いた。「説明し てやれよ」 「何で俺にふるんだよ!」晴樹は驚きながら言った。 (1999/05/29)
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