連載 #7006の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
☆ 薄 緑 編 (17)☆ 戦慄した。 《もうすぐ、死ぬのだ。》 ・・・・・と、言われて。 幼かった、ほんとうに幼かった、私が。 :三、四才の・・・ /部屋の中で、高笑いしていた。 私に、和菓子を(?)、食べさせた後で、その ように言った者・・・親族・・・が。 ******************************************************* ☆ 薄 緑 編 (18)☆ 《座敷も、障子も、私を、見捨てようとしているのだ。》 《忘れられ始めたのだ、私は。あの木にも、草にも。》 ・・・・・そして、何も思わなくなった。 /三、四才の私が、 生まれてすぐに死んだ、すぐ上の兄と姉のよう に、なろうとして・・・ ******************************************************* ☆ 薄 緑 編 (19)☆ 《こんなことだろうと思った。》・・・・・と、母が、障子の外の、 石榴の枝の下で・・・・・ 夜、蚊帳の中で、うなされていた、私の声を聞いて・・・・・ /外出先から、早めに帰宅した母・・・ 私を、すぐ上の兄、姉のようには、させまいと して・・・ /以上の三編は、昭和21〜22年頃の記憶。 (家族、親族、姻族の中にも・・・私を、憎む者 が・・・) ******************************************************* ☆ 薄 緑 編 (20)☆ 母がいない間に、何度も、家に来た、数人の男女。 障子を、開けて・・・・・座敷に、上がり込んで・・・・・寝ていた私 を、取り囲んで・・・・・弄んで・・・・・ /一、二才の私の、顔などを・・・ 早く、母が帰って来ないかな、と思いながら・・・・・ただ、目を、 見開いていただけの私を、 皆で、嘲笑って・・・・・ /夕方に、私を、一人にして・・・母が、家を空け ることの、多かった時期。 彼等は、その時期に、集中して、家に・・・ /戦時中の記憶。 ******************************************************* ☆ 薄 緑 編 (21)☆ 箕を売りに来たのだという、数人の男女が・・・・・ 裏庭で遊んでいた私を、 :家族は留守だと、彼等に 告げた、私を・・・ 口々に、誘った。 家を出て、彼等の群れに、加わらないかと。 私が、答えようとした時に・・・・・ 誰もいないはずの、家の中から、 水を流す音、食器を洗う音などが、聞こえてきた。 彼等は・・・・・顔を見合わせると・・・・・急いで、立ち去った。 /昭和25年頃の・・・母が、長い間、家を 空けていた、昼に。 ******************************************************* ☆ 薄 緑 編 (22)☆ 私の名を呼ぶ声が、聞こえた。 《いるのかな? いないのかな?》などという、声も。 夕方。 台所の窓の、外から。 窓を開けた私は・・・・・そこにいた、七、八人の男達に、どこかへ・・・ どこへだったか・・・一緒に行こうと、誘われて・・・・・その窓から、外 に出て・・・・・一人の者に、背負われて・・・・・ 家と、(隣家との境の)生け垣との間の、細長い敷地から、庭に出 たのだが・・・・・ :その時、隣家は、留守 だったらしくて・・・ 外出先から戻って、門から、庭に、入って来た母に・・・・・薄暗がりの 向こうから・・・・・声をかけられて・・・・・ 生け垣の側に、置き捨てられた。 四方に、走り去った、男達に。 :半数の者は、隣家に、 逃げ込んで・・・ /昭和27年頃の記憶。 (家の、通りに面した生け垣に、いつのまにかできていた、人が通 り抜けられるほどに、大きな隙間。 :隣家との境の生け垣に も、だったか 男達は、そこから・・・・・) /小柄で、敏捷だった、彼等は・・・ ******************************************************* ☆ 薄 緑 編 (23)☆ 町の神社の向かいの、小さな空き地の、古びたベンチに、腰掛けてい ると、 /裏通りにある、神社の・・・ ☆ 中年の男が、どこからか・・・・・ :昭和27年頃に 寝間着(?)にも、体にも、血を滲ませながら・・・・・ベンチの 後ろで、四つん這いになっていた、彼は、 /その間に、一瞬、私を拝むような、仕草を・・・ 数秒後には、そこから、這い出した。 空き地の中央の、一株の潅木の、茂みに向かって。 七、八人の男達が、走って来た。 ベンチの数メートル手前で、立ち止まって・・・・・胡散臭そうに、 私を見た。 が、すぐにまた、歩き始めた。 /私のことで(?)、何かを言い合いながら。 ☆ 作業服姿の男が、いつのまにか、ベンチの後ろに・・・・・ :昭和28年頃に ほんの少しの間、その場に、四つん這いになっていた彼も、 /私を拝む仕草も、一瞬・・・ 急に、這い出した。 空き地に面した、民家の生け垣の、小さな隙間の奥の、庭の中 へと。 七、八人の男達が、走って来た。 /前の時とは別の、男達が。 ベンチの手前で、足を止めた。 棒、刀、鍋(?)などを手に、不思議そうに私を見た後・・・・・ 彼等は、また、歩き始めた。 /私の前を通って、先へと・・・ 町の商店街で、晩飯用の肉などを買って、帰る途中に・・・・・ 七、八人の男達も・・・・・商店街の中の、マーケットの横の、角を曲っ て(?)、ベンチの手前まで・・・・・ /(その頃には、もう、なくなっていた)駅前の マーケットとは、別のマーケットの・・・ *******************************************************
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