連載 #7004の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
******************************************************* 《 春 愁 》 PC−VAN退会記念版 ******************************************************* ☆ 薄 緑 編 (1)☆ 《もう、大きくなったのだから。》 ・・・・・と、私が、初めて、一人で、野良まで行かされたのは、五才の 春のことだったろうか。 /墓地の近くへ、蓬を摘みに・・・ /そこで、人に、襲われるために・・・ /昭和23年(?)。 ******************************************************* ☆ 薄 緑 編 (2)☆ 《今日は、私の誕生日だというのに。 この者は、誰? なぜ、私の首を? 苦しい・・・・・》 :摘んだ蓬も、篭から、こぼれ 落ちて・・・ /家の畑の近くで・・・ ******************************************************* ☆ 薄 緑 編 (3)☆ 《こんなに、短い一生を送るために、生まれてきたのか。 まあ、仕方がない。 諦めよう。 でも、一人で死ぬのは嫌だ。 この、私の首を絞めている者と・・・・・》 そう思った私は、その彼・・・青いセーターの青年・・・の体を、不意 に、下から、突き上げて・・・・・横に、押し倒した。 二人は、一緒になって、畦道から、水田に、転がり落ちた。 水田の中では、彼が下になり、私が上になった。 彼の体だけが、春の泥に、沈んだ。 《死なずに、すむかもしれない。》 今度は、そう思った私は、必死に、彼を、押え込んで・・・・・ /水に浸かりそうになる顔を上げて、ただ、 哀願するだけだった彼・・・ その時には、もう、私に反撃することも、 できなくなっていたから・・・? /前編、本編は、私の六〜八才頃の記憶。 ******************************************************* ☆ 薄 緑 編 (4)☆ 高く、短く・・・・・ /その前に、私の首を絞めた者の、呻き声に 比べると・・・ 呻きながら・・・・・私の体に、全身を重ね合わせて・・・・・私の首を、 絞め続けていた、その者は・・・・・ なぜか、抵抗する気にはなれないでいた私の上で・・・・・いつまで も、いつまでも・・・・・ /私の八〜九才頃の記憶。 ******************************************************* ☆ 薄 緑 編 (5)☆ いきなり、襲われた。 野良の、潅木の茂みの側の、草地で。 両手の親指で、強く、喉を圧迫された。 :細い男の、意外にも強い力・・・ 喉が苦くなった。 《もう一度、息をつかせて欲しい。》とだけ思いながら、私は・・・・・ ・・・・・目を覚ました時には、日も、暮れかかっていた。 /傍らで・・・私の首を絞めた、背広姿の、中 年の男が・・・血まみれになって・・・ ******************************************************* ☆ 薄 緑 編 (6)☆ 犬の顔が、ただそれだけが、映った。 突然、開いた、私の目に。 /中年の男に、首を絞められて、気を失った 後で・・・ その瞬間に、表情を一変させた、犬の顔だけが。 /危惧から・・・狂喜の表情へと・・・ 通りすがりの、犬だったのだろうか。 私が起き上がった時には、もう、どこにもいなくなっていた、あ の(猟)犬は。 /農道脇の、潅木の茂みの側の、草地で。 /前編、本編は、私の九〜十一才頃の記憶。 ******************************************************* ☆ 薄 緑 編 (7)☆ 私が・・・私だけが・・・襲われたのだ。 《家》との関連で。 /私が生まれた《時期》・・・戦時中・・・とも関 連して、だったのか。 ******************************************************* ☆ 薄 緑 編 (8)☆ 野良で、襲われたのだ。 集落を出ると、すぐに始まる・・・ /蓬を、摘みに行って。 畑の菜を、採りに行って。 野良に、遊びに出て。 ******************************************************* ☆ 薄 緑 編 (9)☆ 曇りの日の、午後に。 /例外なく(?)。 どこからか、一人で、野良まで、やって来た者に。 /合計十人、いや、二十人以上の者達に。 ******************************************************* ☆ 薄 緑 編 (10)☆ 両手で、首を絞められて・・・・・ そのまま、捨てて行かれて・・・・・ :薄緑編(3)、(5)のような 例も、あったのだが・・・ /畦道に。 農道の端に、脇の草地に。 畑に。 水田の中に。 ☆ 以上の九編は、野良の・・・・・家の畑の近く、または潅木の 茂みの側での話。☆ /家から、歩いて、数分の場所の・・・ *******************************************************
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