連載 #6792の修正
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前回の「◎我が家のこれまでのCO2削減率」から一歩進めて、今回は京都会 議で決まった、CO2 の1990年レベルに対する日本の削減目標により即した 観点から考えて見たいと思います。 簡単に言って、産業部門も運輸部門も事務所・ビルも家庭も皆1990年レベ ルに対して6%削減できれば、日本の削減目標は達成できるわけです。しかし、 排出権取引とか共同実施とかネット方式が認められたため、実質的な日本の削減 目標は2%位になるはずです。よって我が家も最低2%削減すれば良いことにな ります。 例により我が家の電力使用量は12年前から始めたパソコンの家計簿にデータ が記録されています。確かに我が家の電力使用量も増加傾向にありました。削減 基準年の1990年には上の子供が小学校に入学したため電力使用量も大きく増 加し、同年12月には電子レンジも使い始めました。翌年は下の子供も入学し、 また、トイレシャワーを使い始めたり、水槽で魚を飼い始めたり、私が失業した りしたので増加の一途を辿りました。そして1994年にピークに達しています。 1996年8月よりCO2 削減のための節電対策を実施し始めたため、以後は徐 々に減少しています。 今年1998年は、11月より液晶ディスプレイを使い始めたため、また更に 減少し、5584KWh位になると予測されます。これは1990年レベルの 2.12%増しに当たります。そして来年1999年になると、液晶ディスプレ イがまるまる1年間効いてきますから、5358KWhまで下がることが予測さ れます。これは1990年レベルの3.13%減に当たり、我が家は来年日本の 削減目標を達成してしまうことになります。 年 KWh 1987 4839 ダウンライトにネオボール使用開始(3月〜) 1988 4996 1989 4685 1990 5468 削減目標基準年 1991 5655 1992 6923 1993 7312 1994 7400 1995 6199 1996 5609 CO2 排出削減策実施開始(8月〜) 1997 5772 1998 5584 見込み(1990年レベルの+2.12%) 1999 5297 TFT液晶使用で350KWh減少と予測 ・ (1990年レベルの−3.13%) ・ 2008 | 5358 削減目標2%(5468−110KWh) 2012 従って、排出権取引等を加味した最低限の削減目標は10年も早くクリアーで きてしまうことになります。今後の技術進歩を考えれば、我が家にも太陽電池パ ネルが設置される日も来るでしょうから、排出権取引等という如何様をやらなく ても、本来の削減目標の6%も軽くクリアーできるはずです。それに日本の平均 的な家庭はエネルギー効率の悪い車を所有していますから、削減の余地はこの何 倍もあります。少なくても今回の2008年−2012年までの日本の削減目標 は決して困難なものではありません。生活水準を維持したまま軽く達成できてし まうという、甘く地球温暖化防止には心もとない削減目標と言えます。 ヨウジ P.S.21世紀初頭までの異常気象と生態系破壊の進行は避けられません。
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