連載 #6651の修正
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翌98年4月28日、早朝目覚めすぐに母のことを思い出し様子を見に行った。 水分だけでもと思い、ジュースを吸い飲みで少し飲ませまた床に付いた。 朝食後、昨日からほとんど飲まず喰わずになっていたので、 点滴を期待して 掛かり付けの近くの病院へ車椅子で連れて行った。 待合室でも母はほとんど眠っていて時々吐き気を催していた。 体温計を持ってやって来た看護婦にそのことを告げたが 「熱を計ってください」と言われるだけだった。 この病院はかつて母のことを良く見てくれた病院だが よその病院から来ていた主治医(母がやさしくて良く見てくれると言い 他の多くの患者からも慕われていた)が来なくなってからは 余り良く見て貰えないらしく行きたがらなくなり 薬を貰いに行くだけの病院になってしまっていた。 そして最近は母を病院へ連れて行くと 聞きもしないのに 「内は入院できませんから」 「内は入院できませんから」 と追い返すように繰り返し言われるようになっていた。 実質上、母に主治医がいなくなったのと同じ状態になっていた。 大分待って母の番が来たが いつもの通りどこにも触らず聴診器一つ当てられず ただ私の言う母の様子を少し聞いただけで 「年だからしょうがない」 「点滴をしよう」 と言われただけだった。 車椅子のまま母を処置室へ連れて行った。 そしてベッドに移す動作を始めたら 「ベッドへは移さないで良いです」と言われ 何と吐き気もあり眠っていて身体がぐにゃぐにゃの母は 車椅子のまま2〜3時間も掛かって点滴をされました。 これまで母はこの病院で何度も点滴を受けたことがありますが 必ずベッドに横になって受けていました。 昼頃、また車椅子の母を連れて 私は医療の常識に反したぞんざいな扱いを受けたことを 内心感じながら帰路についたのでした。 (つづく) ヨウジ
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