連載 #6527の修正
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居間にて、和世と皆世が最近の芸能界のことについて世間話をしていた。 「聖子ちゃんが新しい旦那さんと初めて会ったとき、『ビビビッと来た』って言っ てたじゃない。あれってやっぱり第六感が働いたってことなのかな?」和世が言っ た。 「まあ実際に電流が走ったわけでもないだろうし、そんな音がするとも思えないん だけどね」 「でもね、例の神戸の事件で犯人の少年が、日記の中で『ビビビッと来た』ってい う言葉を使ってるのよ」 「本当に?」 「長嶋さんがバッティング指導するときは、『シュッ』とか『ズバッ』とか、よく 擬音で説明するじゃない。実際に感覚から出てくる音が脳の中で起こってるのかも しれないわよ」 「じゃあ、直感が働くときの音のその『ビビビッ』っていうのはみんなが共通して 持ってる音なのかな」 二人の話を聞いていた正蔵が、口を開いた。 「そうか、それでわかったよ」 「何が?」二人は祖父の方を向いた。 「スハルトさんは、それで後任の大統領を選んだんだよ。初めて彼に会ったときに 『ハビビビビッ』と来たのかもしれない。 和世は、祖父につられて愛想笑いをしたが、皆世は意に介さずに話を続けた。 「それと新しい旦那さんて、何か雰囲気がダディさんっぽいと思わない?」 (98/05/27)
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