連載 #6522の修正
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晴樹は、学校の帰りに電気屋の前を通ると、ショーウィンドウのテレビが若乃花 優勝のニュースを報じているのを見た。 <もしかすると必要になるかもしれないな>晴樹は考えた。 晴樹はその電気屋に入って、ヘッドホンを探し出した。 <なるべくなら、耳を覆って防音が効くのがいいんだけど> その日の夕方、皆世はテレビのスポーツニュースの特別番組で、若乃花が曙に押 し出されそうになりながらも土俵際で踏み止まるシーンを観ていた。 「お兄ちゃんも横綱昇進か」皆世は呟いた。「ああいうところを見ると、私も頑張 らなきゃって思うよね!」 そこへ妹の友世がやってきた。 「お姉ちゃんなら頑張れば、その努力が実るわよ、きっと」 「本当にそう思う?」 「大丈夫」友世は励ました。「若乃花だって頑張ったから、弟に続いて横綱になれ たんだもん」 「確かにね」 「だからお姉ちゃんも頑張って女を磨けば、妹の私みたいに男の子から相手にされ るようになるって」 二人は笑った。 姉妹喧嘩が始まったのはその直後だった。皆世が友世を追いかけ回し、友世が晴 樹の部屋に逃げ込んでドアの錠をかけた。 「ここを開けなさい!」皆世がドアを強く叩きだした。 「何で怒られなきゃいけないの!」友世は自室で勉強していた晴樹の方を向いた。 「当分かくまってね」 姉妹はドア越しにお互いを罵り合った。晴樹は、予め用意していたヘッドホンを 耳に当てて再び勉強の続きを始めた。 (98/05/25)
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