連載 #6510の修正
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晴樹は、居間にある置き時計を見ながら、川瀬に郁太郎を紹介したことを後悔し ていた。 もうそろそろ撮影が終わっている頃だろう。川瀬が、郁太郎の働きぶりについて 電話をかけてくるかもしれない。晴樹には、それが不安で仕方がなかった。 もしかするととてつもない失態をやらかしているのではないだろうか。晴樹は、 なるべくなら川瀬からの報告を避けたがっている自分に気付いていた。 電話が鳴った。友世が受話器をとろうとすると晴樹が言った。 「あのね、友世ちゃん。もしエースプロダクションの川瀬という人からだったら、 居留守を使って欲しいんだけど」 「『いるす』ってなあに?」友世は尋ねた。 「つまり、川瀬さんからの電話だったら『晴樹兄ちゃんなら今、外出中です』って言 うんだよ。わかった?」 「ふううん」友世は受話器をとった。「もしもし隅田ですけど。あ、川瀬さんです か? 晴樹兄ちゃんなら今、外出中ですって川瀬さんからの電話だったらそう言っ てくれって今ここで言ってますから、今ここにいることにはなるんですけどいない ことになってます」 (98/05/17)
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