連載 #6426の修正
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郁太郎は歩きながら、善三に自分の案を語り続けていた。 「でもそれだと三連休の後、一日おいて休日が来る飛び石連休になる可能性もある んだよな。それだと飛び石連休をなくす法律を作る意味がなくなるな」 郁太郎は考え込んだ。 「じゃあ、その休みもずらして四連休にしなきゃいけないけど、それだと休みをず らして伝統を汚すことになるから、やはり休みを新しく設けなきゃ。だとするとま た四連休の後、一日おいて祝日が来る飛び石連休になる可能性が出てくるよなあ。 困ったなあ。じゃあその祝日もずらして五連休にするべきなんだけど、そうなると 今度は別の問題が出てくる。次の土曜日曜の休みにまたがる飛び石連休になるから、 その土日もずらして八連休にしなきゃいけないけど、やはり土日の休みをずらすの は常識から外れてるから結局穴を埋める形の九連休にしなきゃならない。祝日と祝 日の間があまりに狭いとその間の飛び石のことも考えなきゃならなくなるな。もし あまり長い連休が出来ると今度は夏休みと冬休みと春休みの間の飛び石のことも考 えなきゃならなくなるから・・・・いつ学校へ行けばいいんだろ? 伝統を守るっ て大変だなあ」 郁太郎はすっかり元気になって独り言を言い続けた。 善三は登校中の晴樹に声をかけた。 「郁太は?」晴樹は尋ねた。 「いや、今日は会わなかったなあ」善三は目の下にくまを作りながら言った。 (98/05/06)
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