連載 #6395の修正
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総務庁の調査で小、中学生の三人に一人がいじめを受けた経験がある、という実 態が明らかになった件で、晴樹と善三と皆世が学校の帰り道で話し合っていた。 「三宮は今何らかのいじめを受けてる?」善三が晴樹に尋ねた。 「まあ、実はね、」晴樹は呟いた。 「あるの?」善三は驚いた。「学校じゃ見たことないけど」 「お陰様で学校ではないんだけど・・・つまり・・」晴樹は言いにくそうだった。 「じゃあ、何処で苛められてるの?」皆世が詰問した。「誰に苛められてるの?」 「そ、そ、それは・・・」晴樹はどもりながら、皆世の視線をそらした。 「冗談言ってるのよね」皆世は言った。「晴樹兄ちゃんが苛められるわけなんてな いじゃない、そうでしょ?」 晴樹は善三の方を見て、何かを言おうとして口を開きかけた。その視界には晴樹 を凝視する皆世の表情があった。 「当然だよ。僕が苛められるわけなんてないじゃない」 晴樹はそれだけ言うのがやっとだった。 <世の中にはもっと酷いいじめを受けている者がいるんだから、このくらいのこと は何でもないんだ>晴樹は自分に言い聞かせた。 (98/04/30)
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