連載 #6389の修正
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和世、皆世、友世ら三姉妹がお茶の間でテレビを見ながら話し合っていた。 「紳助さんも大変よねえ」和世が言った。 「そうよねえ」皆世が同調した。「元相棒があんな目に遭ってるんだもんねえ」 「いや、そうじゃなくて」和世が訂正した。「豊能郡能勢町の話。小泉さんにまで 掛け合ったのよ。環境ホルモンによるメス化が進むのって怖いんだから」 「じゃあ女の子だけの世の中になっちゃうの?」友世が質問した。 和世が否定しようとするのを、皆世が先に口出しした。 「そういえば私達、姉妹(きょうだい)も女の子ばかりじゃん。晴樹兄ちゃんのお 姉さんの洋子ちゃんも女だし、私達一族はもう遙か以前に環境ホルモンによるメス 化が進んでいたのかもしれないね」 「ふうん、そうなのか」友世は納得した。 「それはちょっと違うと思うんだけど」和世は苦笑した。 「でもね、よく考えてみて」皆世は和世に構わず話を続けた。「メス化が進んで女 の子ばかりが当たり前となりつつあった私達一族の中でね、逆に言えば男として生 まれてきた方が、もしかしたら異常だったんじゃない?」 皆世の言葉に他の二人が考え込んで唸っているところへ晴樹が入ってきた。彼は 三姉妹の冷たい視線に気付いたが、どうせ馬鹿なことを考えているんだろうと思っ て相手にしなかった。お互い相手を軽蔑の目つきで見つめ合って、気まずい沈黙が 流れていた。 (98/04/28)
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