連載 #5095の修正
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「今まで君の答案を十回程見せてもらったが中々実力を上げている、私もやった甲斐が あったと喜んでいたところだ、しかし今更こんなこと言えた立場じゃないんだが・・・ ・」彼女の顔色が不安に雲った。 入試審議委員会で私の作った問題をもう一度見直すようにと、上から命令が下り、つい ては別な者にその作成が命じられた。 つまり今までやったことは、水の泡で来春の入試では全然違う問題が出題されるとのこ と。 「ほ、本当にすまなかった・・・この通りだ、許してくれたまえ・・・」 床に額をこすらんばかりに詫びると、彼女の目は充血し、今にも泣きださんばかりだ。 「こんなことになったのも全て私の責任だ、どんなことだってする。」 「・・・・・」落胆してうつ向いている彼女の目から、大きな水滴がいく粒も床に落ち た。 「どんな事をしたって、君を絶対に合格させてやる、これが君に対してできる私のせめ てものお詫びだ」 「えっ・・・そんなことぉ・・・」 戸惑っている彼女におかまいなしに話を続けた。 それは、以前戸田律子に使ったと同じように、例のモーテルに誘いこむためだ。 次の待ち合わせを告げてその日は別れた。 それから四日後の日曜日、約束した場所に一時間も早く彼女は来ていた。 借りてきたレンタカーに彼女を乗せると、以前よく利用したモーテルに直行した。 「これから、君が合格するための対策を考えよう、と言っても私が考えた方法だとまず 合格できると思うがね・・・・」 「えっ?」彼女の顔色が次第に明るくなってきた。 「ただ何分にも人目をはばかる事だから・・・・私の知っている旅館で話そうと思うん だが・・・いいかね」 「・・・・」コクッとうなづいた。彼女に拒否する様子も疑う様子も全く見られない。 車で二時間ちょっとの十時にモーテルについた。 ラブホテルのように派手な看板がないせいか、彼女は怪訝な様子を見せない。 いつもの部屋のいつもの駐車場に車を入れると、いつもの係員が出てきて、以前の淫靡 な思い出が生々しく蘇ってくる。 大きな荷物を下ろすと、彼女は親切にも一つ持ってくれた。 やがてドアを開けると中は雨戸が閉まっているため真っ暗、電気をつけると目の前にダ ブルベッドが淫靡に横たわっている。
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