連載 #4972の修正
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天動編 <第一章> (一) 江戸小石川、試衛館道場_____。 「よし、次!」 竹刀のぶつかり合いが、道場に響きわたる。指南役は、沖田総司であった。 早くして天然理心流を学び、今や免許皆伝の腕前と云う。そんな総司を、壇上から 道場主・近藤勇は頼もしげに目を細めていた。 そんな近藤の隣に、どかっと腰を下ろした男がいる。 「よぉ、歳。何処に行ってたんだ?」 「近藤さん、あんた知ってるか?」 「あ?」 「桜田門の大老襲撃」 「やったのは、水戸藩の連中だろうが。歳よ、まさか呆けちまったわけじゃあるめ ぇ。だいぶ前の話じゃねぇか」 「そうだが。この間、藤堂が妙な話をしたんでな」 「ほう」 「それによれば、京屋と云う店に攘夷派の輩が出入りしてるらしい。大老を襲った 奴らも、出入りしていたとなると・・・、何かあると思ってもおかしくはねぇ」 近藤は、思わず黙ってしまった。 しかし、だからと云って一介の浪人に何ができると云うのだろう。勿論、歳こと土 方歳三もそれはよくわかっているつもりだった。 世は、幕末と云われた時代である。突然の異国船来航から、徳川三百年の平穏な時 代が揺すぶられていた。 しかし時代は容赦なく、彼らを歴史の表舞台に引き出そうとしていた。 その頃、両替商「京屋」に、一人の男が訪ねてきていた。 「よう、来てくださいましたな。清河さま」 「例の方の指示を聞こう」 「相変わらず、忙しないお人や。よろしおす。こちらへ・・・」 京屋はそう云って、清河を奥へと案内するのだった。
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