連載 #4957の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
<前回までのストーリー> 実の兄弟のように育った二人の少年、ルシファーとギルバート。 やがて、二人は性別を越えた愛情を抱くようになり、ギルバートはついに ルシファーに告白し、何が起きようと守ると誓うのだった。 だが、そのルシファーに信じられぬ事が起きる。それを、ギルバートは未だ 知らない。 (ここは・・・何処・・・?) あれから、どのくらい経ったのか。少年はゆっくり目を開け、躯(カラダ)を 起こした。 そこは、とある部屋の寝台の上である。少年はなにも着てはおらず、何かが 彼の手に触れた。彼の白い手は、たちまち紅く染まり、それが血である事に彼 は悲鳴をあげた。 「あ・・・あああ・・・っ!」 何が、起きたのか。彼には、理解出来なかった。 もしかしたら、自分はとんでもない事をしてしまったのかも知れない。彼は 咄嗟に、思った。 そこには、司祭ガストが血まみれになって息絶えている。 (僕は・・・僕は・・・人を殺してしまった) その時だった。部屋の扉が開いた。 「ルシファー・・・!?」 「ギル・・・!」 「約束の時間になっても、お前が来ないから気になったんだ」 「ギル、僕は・・・」 そう云いかけて、ルシファーは気を失った。 その後、村は大騒ぎになった。あまりにも惨い惨状を人々は、狼の仕業と思っ ている。中には、ヴァンパイアがやったと云う者もいたが、それよりもその場に いたルシファーの心は罪の意識に閉ざされたままだった。 「悪いのはお前じゃない、あいつだ。お前を犯した司祭ガストさ」 「でも、ギル。僕が殺ったんだ、何も覚えてないけど・・・きっと・・・」 ルシファーの、紅い唇が恐怖に震えている。 「これは、天罰だ。あいつへの・・・」 「ギル・・・」 ギルバートは、ルシファーを抱きしめ、あの誓いを新たにしていた。 (もう誰も、お前に危害を与えさせない・・・!) 年開けて・・・・。 一台の馬車が、孤児院の前に止まる。 「ここか・・・」 中で、男が妖しい笑みを浮かべる。 男は降り立つと、ゆっくり中に進んだ。そして、ある少年の前に現れた。 「ルシファー・・・様ですね?」 「あなたは・・・?」 美しい男だった。肩にかかる黒髪に、白い肌。長身で黒衣がよく似合っている。 「私は、アレックス・フォルシェ。どうぞ、アレックスとお呼びください、若君」 「僕が・・・?」 「はい、あなたはルクレツィア伯爵家の血を引いておられます。私は、あなたを お迎えに参りました。来て頂けますね?」 「待って。いきなり、そんな・・・」 「すべては、この私にお任せを。さぁ・・・」 アレックスの瞳が、ルシファーに向けられると、ルシファーは動けなくなってしま った。まるで、催眠術にかかったように・・・ 二人を乗せ、馬車は走り出す。 この事実をギルバートが知ったときは、既に遅く、ある運命は回り初めていたのだ った。 (続く)
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