連載 #4921の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
●いい加減タイトルを決めようと思う ●今後の展開考えてないんすが。 胸ぐらをつかまれ、マークは少々狼狽した 様子で言った。 「おいおい、どうしたってんだよ、ガリィ? 俺はあんたと酒場で別れてから、まっすぐ宿 に帰ってきたんだぜ?」 平然とした顔で言う。ガリィの頭は混乱し た。 「な、なに……?冗談じゃねえや!マーク、 帰り道で化物に食われちまったじゃねえか? それとも、俺が見たアレは幻だったとでも言 うのか?そんなに飲んじゃいないぜ!」 「さあ……いったいどうしちゃったのさ?こ っちが聞きたいよ。なあガリィ。きっと、あ んたは疲れているんだよ。今日のところは、 ぐっすりとおやすみ」 「ふん!言われなくても、寝るさ」 納得の行かない表情のまま、ガリィ・コン ディットはベッドにもぐり込み深い眠りにつ いた。 翌朝は快晴であった。マリンブルーの海面 がキラキラとまぶしく輝き、潮の香りがたち こめていた。ガリィたちを乗せた漁船「ラミ リーズ」号は、獲物の待つ遠海に向かってゆ っくりと出港して行った。 ……あれは夢だったんだろうか? 今でも耳に残る、人間の溶けていく音。 マークのわめき声。あの光景が夢だったと言 うのか?青い海を見つめながら、ガリィは物 思いに浸っていた。もう、忘れる事にしよう。 そうさ、あれはただの夢だったんだ。 そもそも、あんな奇妙なバケモノが、この 世に存在してたまるか。そうさ、そうだよな。 ガリィが恐怖の記憶を忘れかけた、ある日 の事。 「ラミリーズ」号乗員、ローレンス・コー ソンの姿が忽然と消えた。船中大騒ぎであっ た。誰も彼の消息を知る者はいない。朝起き てみると、彼はどこかに姿をくらませていた。 ローレンスの部屋には何も残されてはいなか った。日記の記述にも何も証拠になるような ものはなく、飲みかけのコーヒーが机の上に 置いてあった。 何かの拍子で波にさらわれてしまったんだ ろうか?まさか、船乗りがそんなドジを踏む わけがない!ましてや、あの「殺しても死な ないような」ローレンス・コーソンが。 船中の誰もが、ちょっとした探偵気取りで ローレンス・コーソンの行方を推理した。し かし、納得の行く解答は一つもなかった。 ただ一人、ガリィ・コンディットだけが正 しい解答を得ていた。すなわち、ローレンス・ コーソンは、あの忌まわしい緑色の怪物…… ぶよぶよした奇妙な生命体の、エサになって しまったのだ。ガリィはぞっとした。この漁 船が今度陸にあがるのは、二週間も先の話だ。 その間、俺達は、あの怪物と一緒に船の上に いなくちゃならないのか!冗談じゃねえ! 恐怖におびえながら、ガリィは船長室に向 かった。ローレンス失踪事件は、マークのし わざだ。マークに化けた怪物のしわざだ。そ うに違いない。 「ラミリーズ」号は木の葉のようにゆらゆ らと大海原を漂っていた。これから始まる惨 劇を予感していたのは、この時はまだ、ガリ ィ・コンディットただ一人であった。
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