連載 #4855の修正
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出版された「臨死体験」の本も読んだのだが、私の結論も立花隆と同じく、 いまいち信じ切れないというものだった。臨死体験というのは、病気や怪我で 死に掛かったとき、あの世の入り口あたりをうろうろするような体験の ことをいうのだが、これが異様にリアルで、とうてい幻覚や幻想だとは 思えないのだという。たとえば、夢のようにあいまいなところがなく、 まぎれもなく今現在のように、リアルな体験だという。だから、あの世と いうのは存在するというのが、たいていの臨死体験者の結論なのだ。 しかし、リアルというのなら、私が分裂病で妄想をもったときもリアルだった。 現実そのものとしか思えないほどリアルで、これがとうてい幻想によるもの とは思えない。もちろん、そのときは、病気の発病により頭の程度が低下して いたというかもしれないが、少なくとも発病の初期は、そんなにドロップして いるわけではない。ちゃんと普通のように考え暮らしている。それで、 そんなリアルな妄想をいだくのだから、リアルだから現実にあったことだと はとてもいえないと思う。 さらに病気の真っ盛りのときの幻覚はすごい。これこそ超リアルだもんね。 私なんか悪魔をみちゃったもん。事実それが悪魔だと確信できた。 つまりね、人間のものを作り出す能力は ものすごくたくさんの可能性がある。普段は、そのほんの一部しか使わず 暮らしている。それが死にかかるとか発狂するとかの以上事態になると、 どっと発動されて、普通では経験できないような経験をしてしまう。 超リアルなやつね。臨死体験ってそんなことなんじゃないかな。 この本を読んで、そんなことを考えた。
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