連載 #4803の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
「本当ですよ。視界を邪魔するものが一切ないんですから。遅 れましたが、私、カメラマンの東道喜一と言います」 東道がそういったので、 「私は手塚晋太郎と言います。職業は、刑事です」 と、言った。 「刑事さんですか。で、何故ここに?事件でも?」 鋭い所を突いてくる、と、思ったので、 「いや、休暇中でして、温泉にでもつかろうかと・・」 「そうですか。まぁ、ここの温泉も、結構有名ですからね」 晋太郎と東道は、そんなたわいもない話を20分もしていた。 そして東道は、 「じゃぁ、これで」 と言って、お湯の中から上がった。 晋太郎は東道がいなくなるのを確認すると、紅(あか)に染ま った空が、闇に染まるのを、お湯につかりながらのんびりと見て いた。そんな景色を見ている晋太郎は、どことなく心が癒される ような感じがした。 「ねぇ、祥子。昨日の死体、あれからどうなったのかな?」 美香が思い出したように言った。その瞬間、5人の中を流れる 空気が一瞬ひんやりとした。 「もうそのことは、忘れようぜ。いい加減に・・・」 稔が席を立ちながら言った。 「でも、警察に言わなくていいの?」 理恵が剛に言った。 「あの死体、昔の彼女に似てたんだ。だから。どうしても犯人 を自分で見つけたいんだ・・・」 剛はそう言って床を拳でたたいた。 「でも、気になんないの。無くなっちゃったんだよ」 美香がそう言った。 「だけど、今さらそんなこと言っても、しょうがないじゃない か」 稔が怒っていった。そして、それから5分近く会話が無かった。 晋太郎は風呂から上がって部屋に帰ろうとしていた。そして、 帰りぎわに携帯からこの山荘に電話をかけた。 「はい赤月光てすか?」 「すいませんが・・・」 晋太郎は”あいつ”を呼び出してもらった。 「おまえか、後で俺の部屋に来てくれないか?」 「いいけど。また、何で?」 「それは後で話すから、何時ごろがいい?」 「そうねぇ、9時ごろは?」 「わかった」 晋太郎はそういうと電話を切った。そして、山荘の入り口をく ぐった。そこには、夕食のいい匂いが漂っていた。晋太郎は我慢 が出来ず、部屋まで小走りが返っていった。 ↑「小走りで帰っていった」のタイプミス? 部屋に入って数分もしないうちに、女中が夕食を持って、部屋 に入ってきた。 「どうも、失礼します」 女中はそういって、持ってきたおぜんを晋太郎の前に置いた。 「どうも」 晋太郎はそうあいさつした。 「では、食べ終わりましたら、廊下の方へ出しておいてくださ い」 女中は部屋を出ていった。出ていくまでの少しの時間、晋太郎 はその女中と話をした。晋太郎は直ぐには食べず、ひと通り目を 通した後、一品一品味を確かめながら食べていた。 食べ終わった後晋太郎は、”あいつ”に話すための資料を揃え ていた。捜索願、顔写真など、ある程度の資料をカバンから出し て、机の上に綺麗に並べた。そして自分も、話しに矛盾をなくす ↑ここは名詞なので「話」とすべき ため、目を通しておいた。 そうした準備が整った所で、窓の近くに行って、闇に染まった 外の風景を見て、心を和ませた。 9時5分前に、晋太郎の部屋のドアをノックする音が聞こえて きた。 「はい。どうぞ」 晋太郎はそう言った。 外の人物はそれを合図にドアを開けて入ってきた。 「失礼します。叔父さま」 ”あいつ”は晋太郎の部屋に入ってきた 「すまないね、こんな所まで・・・」 「いえ、別に。何かあったんですか?」 晋太郎は”あいつ”に、さっきならべた資料を渡した。 ”あいつ”はそれをパラパラとめくっていった。そこには、昨 日見つけた女性が写っていた。 ↑誰が女性を昨日見つけたのでしょうか? ”あいつ”ならば、視点が混乱し ています。この場面は晋太郎の視点で押し通す方が分かり易いと思います 「おじさん。この人は?」 「この女性、”木戸真理子”さんは、今日、月光塚の下に広が る森林内で発見されたんだ。 ”木戸真理子”さんは、東京で一昨日から行方不明になってい たんだ。そして、僕がこちらに来て捜索していたら、森林内で死 体となって発見したわけだ」 ↑「なっているのを」とすべきでは。あるいは晋太郎の日本語が変なのか 「そっ、それで、私に何を?」 「”木戸真理子”さんを”おまえ”がどこかで見ていないかと 思って」 ”あいつ”は当惑した。まさか、死体を発見したとも言えない ↑読者をいたずらに混乱させるだけなので、この場面では晋太郎以外の心理 に立ち入るべきでないと思います し。でも、事実を言わないと捜査が難航するし。と、色々なこと が頭の中を駆け巡っていた。 「ええ、この人を見たわよ・・・」 「どこでだ?」 「月光塚で」 「あの引きずった後のある・・・。一人だったのか?」 ↑「あと」「跡」の誤変換? ”あいつ”は軽く首を横に振った。 「一人じゃなかったんだな。で、一緒にいたのは誰だった」 ”あいつ”はまた、首を横に振る。 「どういうこと何だ。黙ってないでいってくれよ」 晋太郎は何が何だかわからなかった。1人でもないし、誰かと 一緒でもない。 「1人だったと言えば1人だったし、1人じゃないと言えば1 人じゃなかったの」 「それはどういうことだ?」 晋太郎は訳がわからなかった。 「死んでいたのよ、もう。私たちが会った時にはもう、死んで いたの」 「死んでいた?何時頃だった、その時?」 ”あいつ”は少し間を置いてから、 「大体、2時くらいだったと思うわ、夜中の」 晋太郎はまたなんかあったら協力してくれといった。 そして”あいつ”は、自分たちの部屋に帰っていった。 晋太郎は資料を片づけて、孝太郎へ電話をかけた。 「もしもし、親父か。晋太郎だけど」 「おお、晋太郎か。それからなんか進展したか?」 「進展したもなんの、”あいつ”の奴が、この事件にかかわっ ているんだよ」 「そうか。それはややこしくなってきたなぁ。で、説明くらい はしたんだろ」 「ああ。一応はな」 「じゃぁ、なんかあったらまたかけろ。それと、”木戸真理子” はどうも殺されていたらしい」 「わかった」 晋太郎は電話を切った。あんな所では、目撃者は出てこないなぁ と、思っていた。 外は嵐の前の静けさだった。風もピタリと吹きやんでしまって、 虫の声も聞こえなかった。月の光はさっきよりも強くなっていて、 太陽光線を浴びているような光である。 翌日の早朝。 朝日が山の間から笑顔を出してきた。鳥のさえずる声が自然の 醍醐味をとくと感じさせてくれる。都会でもさえずりは聞こえる が、これほど生き生きとしたものは聞いたことがなかった。 晋太郎は部屋を出て朝風呂でも浴びようとしていた。しかし、 山荘内の様子がおかしかった。晋太郎は女中の後をつけい歩いた。 ↑タイプミス? 女中は山荘を出てすぐの所を右に曲がった。そこには昨日晋太 郎が話していた東道が地面に横たわっていた。頭から血を流して いて、とても生きているとは言える状態ではなかった。 晋太郎は女中たちの間を割って東道に近寄った。そして、色々 な角度から東道の姿を見ていた。 「警察に連絡を」 女中にそういうと、山荘にかけていった。 晋太郎は東道のポケットの中に何か入っているのを見つけた。 そこには月光塚が写っていた。そのほかには、何か影らしきもの が三つ写っていた。 晋太郎はそれをもとの位置に戻して警察の到着を待っていた。 ↑もとに戻しても、これは違法。刑事と言えども、勝手に遺 体を探ってはだめ 少し霧が出ていて、昨日よりも肌寒く感じ、また、朝日は暖か く地面を照らさなかった。 晋太郎は軽く手を合わせ黙とうをささげた。そんな事をしてい るうちに警察が到着した。パトカーは1台だけで、天井では忙し そうに赤い光がグルグルと回っている。中から人が出てくると晋 太郎はその場に立って敬礼をした。 「これはこれは、手塚さんではないですか」 晋太郎に声をかけてきたのは孝太郎の知り合いの染谷浩二であ った。 「染谷さん。この頃会わないと思ったらここに来ていたんです ↑染谷は山梨県警に異動になったということですか? それならば、晋太郎は知っていていいはずです か」 「まぁ、そんなとこです。それで、被害者は?」 「カメラマンの東道喜一というもので、昨日、温泉で知り合っ たばかりなので詳しいことはわかりませんが」 染谷は孝太郎と違って、1つのことに一所懸命になる性格の持 ↑_____↑くどい言い回し。「一つのことに一 生懸命になる」なら、まだ意味が通じ ます ち主である。 染谷は東道の死体を丁寧に調べた後、県警に運ぶための手配を した。 「それでどういう状況だったんだ?」 「朝方早く、ここの女中がここに来た時にはもう、東道がこの 位置に倒れていたらしく、中に入って他の女中たちを呼んできた らしい。 そこに私が朝風呂に入るために部屋を出ていくと、何か騒がし いので後をつけてみると、このような状況だったのです」 晋太郎は一通り説明すると染谷はパトカーに乗って県警に帰っ ていった。 ↑帰る前に他の人にも聞き込みをしろ!と言いたくなります そんな朝のゴタゴタも、いつの間にかなくなっていて、昨日と 同じ雰囲気に戻っていた。
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