連載 #4800の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
指摘付き感想の形式も第四弾になります。今回は金剛寺零さんの『月光』を 取り上げさせてもらいました。 本作は推理小説なので、捜査側、犯人側それぞれの動きに矛盾がないかどう かに、特に注目して読みました。都合により、早い段階で犯人その他内容に触 れています。未読の方はご注意を。 その他、視点にも注意しました。推理作家の佐野洋が「推理日記」(講談社 文庫)で主張する「一シーン一視点の原則」を課した場合、不自然と思われる 箇所を、いくらかピックアップして指摘したつもりです。 漢字や言い回しについては個性だと思っていますので、なるべく指摘しませ んが、例外もたまにはあります。あと、誤字の指摘は気付いた範囲でやってい ます。 なお、指摘箇所を手っ取り早く読もうとする場合は、↑を検索してください。 >#3520/3525 長編 ★タイトル (ZWN60088) 96/11/ 7 18: 3 (199) 月光 ★内容 **************************** 月光。月の明かりは心を汲まなく照らす未知なる物体。そして、 ↑「隈無く」の誤字? その姿は刻一刻と変わっていく。 時にはなくなってしまうこともある。心のどこかにある嫌なこ とや、思い出、好きだと言う気持ちも、時が経つにつれて薄れ 無くなるものである。 ↑「薄れ、無くなる」とした方が意味を取りやすいのでは **************************** 夏が終わり、やっと秋に入った。しかし、まだ、夏の余韻を漂 わしている、そんな感じがする秋である。気温もそれほど寒くは なく、まだ、半袖でも過ごせるくらいである。まだ草むらの中に ↑わずか三行に「まだ」を三回も使われて、読者は読みにくいと思います は、緑色をした草が大半をしめていて、その中に、茶色に色落ち ススキの穂がポツリポツリと見えかくれしている。 そんな中を月の光が心を癒すかのように降り注いでいる。草む らを吹く風は心を和ませ、肌を軽く触れるくらいの風量である。 そんな風のおかげで、暑くも感じず、寒くも感じなかった。 空には優しく光を出す月と、無数におよぶ星たちがこうこうと 輝いていた。そこには今の所、雲という厚い布団はなく、都会で は見ることのできない、いや、見れない純粋な夜空が見えていた。 ↑−−−同じ意味では−−−↑ 草むらはひそかに揺れ、その葉にあたる月の明かりが夜という 空間を賑あわせたのである。 阿部祥子は、そんな夜空を寝そべって見上げていた。 阿部祥子。身長はそれほど高くはなく、体系は普通である。美 ↑「体型」あるいは「体形」の誤字? 人の、どこかお嬢様を感じさせる雰囲気が感じられる。 ↑−「感じ」重複−↑ 祥子が居る場所は、山梨県にある「月光山」のキャンプ場であ る。「月光山」は、小さな山で、キャンプ場は「月光山」の高台 の近くにある。高台なので、辺りには視界を邪魔するものは、何 一つ無かった。まさに、自然を満喫できる特等席なのである。 祥子と一緒にこの地に来ているのは他に4人いる。高藤理恵、 能登美香、新庄稔、三上剛の4人である。祥子たち5人は、大学 のサークル仲間で、ここ「月光山」に親睦会に来ているのだ。 高藤理恵。身長は祥子より高く、少し太り目である。顔は普通 ↑「太め」か「太り気味」がいいのでは で眼鏡をかけている。 能登美香。身長は158cm。女性3人の中では一番低い。体 系は普通である。スポーツ万能で趣味でテニスをやっている。 ↑「体型」あるいは「体形」の誤字? 新庄稔。169cm。サイクリングを趣味としている。体格は ややがっちりとしていて、頼りがいのある人物である。 三上剛。この中では一番背が高く、高校時代は柔道をしていた。 腕が太く、力仕事が好きな人物である。 初日は、「月光山」のキャンプ場で一泊して、二日目からは、 近くにある山荘に泊まることになっている。この親睦会は、3泊 4日の日程である。 1日目の日程はまず、「月光山」を登ってここまで来る。そし て、バーベキューをして、キャンプファイヤーをする。今祥子た ちは、それらの日程を全てこなし自然の余韻に浸っているのだ。 「こんな綺麗な夜空、見たことないねっ」 ↑普通、会話文の前を一升空ける必要はないです(以下同) 美香が夜空を見上げたままポツリと呟いた。 「そうだよなぁー、都会じゃぁ、空気汚いし、こんな余分な光 がない場所なんてないからな」 剛が祥子のことを、横目でちらちら見ながらいった。 ↑何故、祥子をちらちら見てるんでしょう? 一方、稔と理恵は、 「そういえば、明日泊まる山荘、稔が見つけたんでしょっ?」 「ああ、おやじが教えてくれたんだ。なんか、おやじも昔、あ の山荘使ってたって言ってた。設備もなかなかだし、学生時代に 一度、行っといたほうがいいって言ってたから」 「その山荘って、どういう感じの建物なの?」 隣同士に座っている二人が、手で形を作って説明をしている。 ↑説明するのは稔だけだから、不適切な文章では 月の光に照らされている二人は、とても良い絵になっていた。 「正20角形の2階建ての建物で、客室が全部で15室あって、 建物全体の部屋数は20部屋だって言ってた」 皆が寝静まった頃、祥子は燃えるたき火の炎をじっと見つめて いた。祥子は剛のことをいつの間にか好きになっていた。 祥子と剛は、大学で1、2を争う秀才である。始めはただ、争 普通は「初め」だと思います↑ っていただけだが、そのうち、剛のことを忘れることが出来なく なったのだ。祥子は秀才だけではなく、ある能力では、天才的な ↑「ある場合において」辺りが適当では 力を発揮するのだ。 「どうしたんだ、祥子」 剛が寝袋から起き上がって言った。 「ううん。何でもないの」 「ならいいけど。さっきからずっと炎見てたから」 「ニャ〜、ニャ〜」 ↑猫の声まで括弧でくくることはないと思うんですけど……(以下同) 草むらの何処かから、聞いたことのある鳴き声が聞こえてきた。 ちょうどその時風が出てきたので、何処に潜んでいるのかわから なかった。 「パット、パットでしょ。何処?何処にいるの?」 ↑閉じ括弧が直後に来ない限り、「?」「!」 等の記号のあとは普通、一升空ける(以下同) 祥子は周りで寝ている三人を起こさない程度の声で叫んだ。そ して、闇の中にうごめくパットの姿を目を凝らして捜した。ま た、剛も一緒にパットの姿を捜していたのである。 「ニャ〜、ニャ〜」 パットは祥子たちが捜していたのとまったく別の方向から飛び 出してきた。草が真ん中から2つに別れ、その間から勢いよく出 ↑こういう場合は「二つ」が一般的です(以下同) てきた。パットは口にハンカチのようなものをくわえている。 パットとは、祥子たちが昼間この「月光山」に登ってくるとき に出会った白毛の猫である。パットという名前は、祥子がつけた 名前である。パットは、祥子と一緒に途中まで登ってきて、不意 に姿を消してしまったのである。だから、こうして逢うのも7時 ↑ここまでの文章が三つ連続して「である」で結ばれ ており、少し読みづらいです 間ぶりぐらいであった。 「パット。昼間急にいなくなっちゃって。本当に心配してたん だから。うん?何くわえてるの」 そういって祥子は、パットの口からハンカチを取った。それは、 ↑ハンカチでなかったなら、ハンカチと 書かず、「布切れ」程度がいいでしょう ハンカチではなく、バンダナでだった。しかし、そのバンダナは ↑「バンダナであった」のタイプミス? ただのバンダナではなかった。そのバンダナの縁には、どす黒く なった血が付着していた。剛は祥子からそのバンダナをとって確 かめた。 「血だ」 剛はそう叫んだ。しかし、剛もまだ、それが本当に血なのか自 信がなかった。その理由として、剛が考えたのは、辺りがあまり にも暗かったことと、光があったとしてもその光が、たき火の炎 であったことだった。 「ねぇ、パットの体を見て」 祥子が剛にそう言ったとき、剛は想像の世界から、現実の世界 へと戻ってきた。そして、パットを抱き上げて、体全体を見回し た。 「ねぇ、どうなの?傷があるの?」 傷はなかった。これで剛の想像は最高頂に達した。パット以外 ↑「最高潮」では? の血。それが何をさすか剛にはある程度わかっていた。だけど、 その想像が当たってないことだけを祈った。それは、人の血であ るというとこだ。 ↑「こと」のタイプミス? 「いや、傷はないみたいだ。だけど、どうして、傷がないのに 血が付いているんだろう?」 「誰かの・・・・・血?」 ↑リーダー点には「……」を使うのが一般的のようです(以下同) 祥子はそういって、パットの体を濡れているタオルで拭いた。 「ケガをしたのかもしれなが・・・。どうやってその人を捜そ う?」 「ニャ〜〜ン」 パットはそう鳴いて、祥子の袖口を引っ張った。 さっきまで吹いていた風は、もう吹きやんでいた。静かに照っ ている月は、星という子分を連れて暴れていた。徐々にだが、う ↑「静かに」と「暴れて」の組み合わせに 違和感あり っすらと雲が出てきている。しかし、月にかかるまでは、それ相 当の時間がかかりそうなほど、ゆっくりと流れている。辺りの明 るさもさっきよりは暗くなってきた。草むらの不気味さもさっき ↑月に雲はまだかかっていないのだから、明るさは変わら ないのでは? 星が雲に隠れたということでしょうか よりましたような気がした。 「何、連れてってくれるとでも言うの?」 祥子は、パットに向かってそう言った。パットは、「ニャ〜」 と鳴いて、草むらの中へとゆっくりと歩き出した。 「連れていってくれるみたいだね」 剛はそういうと、たき火からたいまつを二つ作り上げた。そし て、一つを祥子に渡した。 「これもって、パットの後を追うぞ」 祥子は「うん」と、答えて、剛の後をついていった。 パットの後を小さなたいまつの火を頼りに草むらの中を歩いて 行く。草の背丈は30cmくらいで、当然のことながら、パット の姿など、どれだけ照らしても見当たらなかい。唯一の頼みは祥 ↑タイプミス? 子がパットと昼間会ったとき付けた鈴だけである。 「今、どの辺り何だ?」 ↑「なんだ」の誤変換? ここは平仮名 「昼に見た感じと照らし合わせると、大体、「月光塚」の半径 10mくらいの所だと思うけど」 「じゃぁ、大木の近くか」
メールアドレス
パスワード
※書き込みにはメールアドレスの登録が必要です。
まだアドレスを登録してない方はこちらへ
メールアドレス登録
アドレスとパスワードをブラウザに記憶させる
メッセージを削除する
「連載」一覧
オプション検索
利用者登録
アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE