連載 #4146の修正
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機械化は経済発展をもたらし、より便利で豊かな生活を実現させまし たが、同時に精神的にはゆとりのない社会をもたらしました。そして、 自然環境にはより大きな負荷を負わせることになりました。このことは これまでの人類の文明発達の歴史を見れば分かります。文明発達の歴史 は同時に環境破壊の歴史でもあったのです。機械化は省力化をもたらし ますから、人間はある面では楽になりますが、別の面では人がいらなく なり職場を奪われます。そしてその人たちが生き残るためには、市場に 新たなニーズを作り出し、新たな生産に係わらざるを得なくなります。 つまりこれは機械化の範囲を広げることを意味します。そうすると、よ り資源・エネルギーを多く消費する経済へと変化します。この結果、自 然環境は更に悪化します。ですから皮肉になりますが、機械に頼らない 非効率的な生産の方が自然環境にとっては良いということになります。 では、私たちはこれからどうすれば良いのでしょう。まったく機械化を 止めるわけにも行きませんし、かと言って際限のない機械化では破局を 招くことになります。その中間の程良いところということになります。 経済発展でも経済停滞でもない経済安定と言えるようなバランスの取れ た状態を目差せば良いのではないでしょうか。これがつまり温室効果ガ ス濃度の安定化への道ではないでしょうか。 これからは環境・経済・雇用という3者のバランスを考えて社会の仕 組みを見直して行かなければならないのではないでしょうか。能率・効 率一辺倒では駄目だということです。自然環境とそこに住む人々の雇用 のことも考えなければならないということです。これはこれまでの競争 社会の原理とは矛盾します。つまり競争に勝つための行動が自然破壊と 人間軽視をもたらすからです。環境・経済・雇用のバランスが取れる新 たな社会システムの構築が必要です。これは人類が未だかつて経験した ことのないことです。人類は今変革を迫られているのです。 Mary(マリア)
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