連載 #4118の修正
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2月の半ば頃だったろうか、上野の公園のなかを歩いていたら、寒桜が早々 と咲いていた。 茨城に引っ越してから、大学病院の研究室に通うのに、どうも公園口から弁天 島までお山を突っ切っていくのが一番早いルートらしく、夕方、まだ暮れ始める 前に逆方向に歩いていたら、気がついたのである。文字どおり、今年一番の桜で ある。その後、気がついてみると、ところどころでぽつりぽつりと咲いている。 若葉と花が一緒で、これは山桜の系統のせいだろうか。 今日もその下を歩いてきたが、見つけてから雨も雪も風の日もあったはずなの に桜には珍しくしぶとく咲いていた。まるで梅のようである。 茨城は偕楽園の名声ゆえか、県花は梅らしい。わたしも年明けてすぐ咲く梅が 好きで、結婚用にと母が作ってくれた紋付には父方の、丸に梅鉢の紋を入れても らったくらいである。家の周りは、公団の開発したところ以外はまだ農家が残っ ていて、栗林や畑の中にところどころ梅が2、3本植えてあるが、白梅も紅梅も 満開である。去年、家人と偕楽園に行ったけれど、あれは 丁度今ごろ、彼岸の頃だったのでないだろうか。あの時は震えながら梅を見たが、 まだほとんど咲いていなかった。去年はその前、2月の24日頃か、あの大雪だっ たから、やはりとりわけ寒かったのだろう。この辺りも朝はすねまで積もってい たが、東京から帰ってきた時にはほとんど雪は残ってなかったよと、その大雪で 風邪を引いた家人が言っていた。 今年、東京ではもう3回も雪が降ったが、茨城はせいぜいみぞれで、たいがい が雨だった。 まるふう
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