連載 #4033の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
さて、前置きはこれ位にして本編に入りましょう。 ある時タカマノハラのあちらこちらに散らばっていた神々が一同に会して何 やら話し合っていました。議題は「下に漂っている土地を何とかしよう」。未 だ土地は脂のようにたゆたっている状況であるときです。当然面倒くさい作業 であることは分かっています。 「トヨクモノノカミ、あなたがしてはどうですか?」 クニノトコタチノカミが隣にいた神に振ります。 「どうして私がしなければならないんです。この作業が面倒くさいことはよく 分かっているではありませんか。どうせならさっさと終わらせたいでしょう? 手は多いほうがいい。そうではありませんか? この大役、我が弟達、妹達 にお任せします。」 そう方便をたてるトヨクモノノカミ。弟妹達はブーブーと文句をいい並べま す。 「どうして、私たちがしなければならないのよっ! そんなこというんだった ら、見本として、兄上がしてくださいっ!」 一番噛み付いたのはスヒヂニノカミ。対をなすウヒヂニノカミが「まぁまぁ、 落ち着いて」とかいいながら宥めます。それが気に触ったのか、矛先をウヒヂ ニノカミに向け、 「あなたがいつもそんなことだから馬鹿にされんのよっ! もっと兄上に何か いいなさいよっ!」 「む、ずいぶん言いたいことを言ってくれるではないかっ!」 「実際にそうだから仕方がないじゃないのっ!」 「貴様っ!」 パシッ ウヒヂニノカミの平手打ち。他の神々が全員首を竦めるようなものでありま した。 「やったわね〜っ!」 ということで、ウヒヂニノカミ、スヒヂニノカミの喧嘩になってしまいまし た。 その喧嘩をしりめに、がやがやと話し合いを続ける他の神々。しかし一向に まとまりません。他の神々も自分はやりたくないと思っていたのですから。意 見の一致が全くできないものですから、だんだん話し合いの場の険悪になりつ つありました。その時になって、 「私たちが下界に参りましょう」 しーん、と静まり返ったタカマノハラ。 「私たちが参ります」 もう一度イザナキノカミが他の神々に告げました。 「私たち一番末のものが行くというのがものの道理でしょう。ですから、私た ちが参ります」 と、イザナミノカミ。 「そ、そう。じゃ、お願いね」 「す、すまんな」 喧嘩の当事者達がそういいます。他の神達に異論があろうはずがありません。 自分たちは行かなくて済むのですから。そんな兄姉たちを見て、深々とため息 をするイザナキノカミ・イザナミノカミでありました。 こうしてイザナキノカミ・イザナミノカミは下界へ降り立つことになったの であります。
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