連載 #3985の修正
★タイトルと名前
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「現場を最初にご覧になったそうですが・・・」 小山田と名乗った男は彼を恐怖のどん底に落とした。 声も迫力があるが、風体はそれ以上だった。 身長は180くらいで、体重は90キロはあるだろう、そしてその顔は どんな凶悪犯でも逃げ出すであろう、年齢は30を少しこえる位だろうか、 つまり、一介の高校生を震え上がらせるには充分すぎるほどの迫力である。 「どうかされましたか?顔色がわるいですよ?」 顔つきや声からは想像もつかないほど丁寧な喋り方だったが、彼はまだショック から立ち直っていなかった。 「まあ、仕方がないですね、自分の学校の先生が殺され、しかも殺した犯人が やはり同じ学校の生徒なんですから、冷静でいるほうが無理ですね」 「そ、その事なんですが・・・実は」 ようやく声を絞りだした彼だったが、余りにも小さい声だったのか小山田は 話しを止めなかった。 「幸い、ある女生徒が・・・大友さんといったかな?・・・犯行の全てを目撃 されていたので先ほどまで証言をとっていたところですよ」 「犯行の瞬間を見ていたんですか!?」 彼は思わず叫んだ。 「ええ、ある男子生徒が・・・・・名前は言えませんが、ナイフで先生を刺す ところを目撃したそうです、ハッキリとね」 彼は頭から血が引いていくのを感じていた。 全ての状況が彼に不利に見える中、彼は必死になって冷静さを取り戻そうと していた。 落ちつけ!!落ちつけ!!俺は関係ないんだ!!俺はやってないんだ!! 彼女は少なくとも俺より後に部屋に入ってきた、俺が犯人で無い以上 彼女に犯行の瞬間を見る事なぞ出きる訳がない!混乱して見てもいない事を 証言したのだろうか・・・俺を犯人よばわりするくらいだから・・・ 「・・・それで貴方は何を見たんですか?犯人の姿でも?」 !!!!!・・・・・落ちつけ!!どう答える?自分が犯人と間違われて いることを話すべきか?しかし・・・・どうも変だ、混乱して言った証言 の割には警察はずいぶん信頼している様だ、つまり彼女は混乱なぞせずに 冷静に証言したという事じゃないだろうか!? という事は彼女は冷静に・・・嘘の証言をしたんだ!警察を信頼させる位 巧妙な嘘のしょうげんを・・・・でも、一体何故だ!! 「・・・・どうしました?何かみたんではないんですか?」 「あ、いや、僕は犯人の姿は・・・・ その時、小山田のつけていた携帯無線が鳴りだした。 小山田が何かのスイッチをひねると無線機から声が聞こえてきた。 「警部補ですか?容疑者の生徒である山城の写真を職員室で入手しましたので 今からそちらに持って行きます」 「了解!!・・・・・ああ、話しの途中ですまなかったね、それで・・・」 突然、彼に決断の時が来た、しかも時間はあまり無い。
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