連載 #3770の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
退屈の剣 / 始まりの剣 (易経)作 春うらら、らんららんで気分が良い。 上を見れば深い青、雲がクッキリ浮き出ている、作り物のようで何だか恐い気もする。 どれだけ歩いたのだ、振り返ると今歩いてきた道が絵の景色のごとくに続き、 そも先は針の先ほども無い、前を見ればこれも同じなのである。 / 「退屈」 赤毛の美少女リンである。 本当は見かけより若くないのだが、外見が十四、五歳のそれであるからしかたない、 今年で二十五才の少女とは言いにくい歳だ。 肩までの赤毛を右手で遊び、肩から下げた赤のマントを左手でばたばたさせている。 歳さえ気にしなければ可愛い仕草ではある。 「そのマントをばたばたさせるのを止めろ、空でも飛ぶ気か?」 リンの斜め後ろを歩くのはアージだ。 背はリンより頭一つ高い、土色のマントに皮鎧、剣は腰には無い、何時も背中に斜めに なっている。 リンのマントのばたばたは今だに激しい、今度は両手でリズム良く風をかく。 「息切らして楽しいか?!」、とアージは言いたいのだが、 リンの性格からして逆効果なのはよーく知っている、。 ほっといても疲れたら止めるのだ、それにぽかぽか陽気に調度良い風もくる事だし。 / リンは、盗賊であった。 盗賊は奴隷商人からよく子供を買う、自分の技のすべてを子供の伝え、 老後はその子供に養ってもらうなんて事を考えるのである、だが、 大体はその子供にも捨てられる。 リンは大盗賊ギルに買われた、ギルは女盗賊である。 ギルは厳しい女性だった。 リンはギルからいろいろな技や格闘技を教わった、 辛い日々だったが振り返って考えると、リンは愛されていた。 リンが十八才の秋、ギルは死んだ。 病名も分からない病気である、苦しむ間のない死だった。 「旅に出なさい、盗賊にはならないで」 ギルの最後の言葉である。 埋葬前、リンは初めてギルの体を見た。 何故かギルは生前、自分の体を人に見せる事はなかったのだ。 リンは声を出して泣いた、それは女の体とは思えないほどむごかった。 、下腹は全体に焼きごてを当てられたあとが痛々しかった、「拷問」、 そんな言葉が頭の内側で鳴っていた。 この体が男を近ずけなかったのだと知ったからだ。 リンは彼女を土に返した、森の木々が墓標代わりだ。 二人は人里はなれた森の中の尚に住んでいたのだ、 リンを盗賊の世界に近ずけたくなかったのだ。 、翌日、ギルが何時も着ていたマントと皮の胸あてを身につけ旅に出た。 / リンがアージと知り合ったのは、旅に出て二日後の事だ、。 リンは獣道を一日登り、半日降りた。 そして町に繋がる山道に出た。 山道に汚い少年が裸足でいた、 「私は、誰ですか」 この山道を来たリンにたずねてきた、リンが知るはずはない。 「知るわけ無いでしょ、、、私と来る?、迷子なんでしょ」 ギルが私に少年を会わせた、一瞬だが思った、思えたのだ。 これがリンとアージの出会いである。 アージは未だに記憶喪失であるが、名前と歳だけは分かった。 村が山道の近くにあったので、リンがそこの占い師に見てもらったのだ。 裏表の無い顔の老婆は、二つに折れた背中を頭より上に出し、 胡座をしている。 老婆の顔を平たく写した水晶玉の中心に霧がかかっている。 それはリンにも確認できるモノだ。 「んー、この少年の名前はアージじゃな、歳は十五ぐらいか?、 この少年には未来が無い、過去も見えない、不思議な少年じゃ」 リンは占を信じてはいない、ただ老婆を信じたのだ。 「お嬢さん、その少年と行くのかい、、」 婆さんとは思えない甲高い声で、リンを驚かせた。 占いの婆さんが、暗い顔になっている。 意味ありげな顔であるが、しわくちゃな顔なのだ、目としわの区別もない。 だから表情は無い、何となくである。 「運命かもしれん、二人旅も良いじゃろう、なー少年よ」 六年も前の出来事である。 現在二人は、、、、 ?/////
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