短編 #1315の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
日曜の午後、おれはソファーにふんぞりかえり、ものすごいスピードでテレ ビのチャンネルを変えつづける。全くくだらない番組しかやっていない。しか し、だからといって、テレビを消す気にはならないのだ。テレビを消すといろ いろなことを考えてしまう。とりとめのない想念に付き合うほど無益なことは ない。心の健康を損なうのだ。特におれの想念はタチが悪い。おれを自殺に追 い込みかねない。おれはチャンネルを変えるスピードを更にあげた。 おれには夢がある。まだかなってはいない。行動に移していないのだからあ たりまえだ。「いつまでも夢をもちつづけることはいいことだ。」どこかでこ んな金言を聞いたことがある。夢を持っているおれは優越感で心踊る。 ふとチャンネル変える手をとめた。いつのまにか太陽が沈みかけているのだ。 夜は好きだ。面白い番組がたくさんある。わくわくする。もはやチャンネルを 変えつづける気にはならない。おれは太陽が沈んでしまうまでの間、たっぷり と時間をかけてマスをかくことにした。
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