短編 #1188の修正
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残滓 −片恋歌・8− この街に来てから あなたとの距離が見えるようになりました そのことを 別に悲しいとも感じずに わたしは日々を暮らしています 桜の季節もはかなく過ぎて ただ無心に舞い踊る花弁のように 秘かな恋も終わるのでしょうか けれども わたしは知っています 遠き空でも あなたのこと 想わずにはいられないのを 恐れながら 真実を求め 泣きながら 拒絶を求め 傷つくだけ傷ついて 馬鹿な女と呼ばれたい 想いよ 走れ わたしの中のわたしを 弾き飛ばしてしまうまで 眉間に皺を寄せて語れば 滑稽 瞳潤ませ切なげな顔をすれば うっとおしい 秘かなる恋 ぬかるみにも似た この愚かしくてくだらないもの わかっていながら びちゃびちゃと わたしは毎日踏みつけている りりあん
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