短編 #1105の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
... . .. . . . . . .. . ... 僕が話してるとき歌ってるとき笑ってるとき ふとみせるさみしそうな顔に とまどうのです 人は無力 掌はいくらあなたに触れえても どれだけの言葉を用いて あなたの抱える困難を論じあっても いつしか伏しがちになる瞳を 窓から差し込む夕陽のようにみつめます 言葉になるまえの かなしみを わかちあえないがために 僕たちは 微笑みあうことを学び 快活に振る舞いあうことを学び 誠実でいあうことを学び 祈りあうことを学び そうして愛しあうことを学んでゆくのだとしても たとえそうだとしても 二人はいつまで独りですか 月明かりきりの薄暗い部屋のなか 眠るあなたの額の髪を ゆっくりとかきあげてみると 六月の雨音みたいなかなしみが そっと僕に染み入りました ... . .. . . . . . .. . ... 車道で線をひかれた銀杏並木の銀杏たちみたいに あなたの葉のおちいく様を目の当たりにするとき 僕も一枚一枚と葉を枝から振り落としていきたい 決して交差することのない枝は 祈りをこめて天へと伸ばす ふるえる幹を暖めに歩み寄ることもできない 雪の日には 僕らに射した真夏の光を精いっぱい 語りあいたい 冷えていく影だけの静かな真夜中 ふとあなたの微かな鼓動がこの胸に届けられたなら 触れあうことを望むより むしろ いつまでも いつまでも いつまでも 思いあうことを望むことで 始まりの独りを美しい歌で歌いあいたい ... . .. . . . . . .. . ... .. .κει. ..
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