短編 #0947の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
「スポーツ観戦」 1997年11月、日本が10回目の挑戦にして初めて、サッカーのワールドカップ への出場権を獲得した。自分もミーハーながら、サッカーの芸術性に、見える頃は魅か れたものである。それだけに今回、見れなかった−−と言うか感じられなかったのが残 念でならない。 たいていの人はスポーツの試合を見るのは嫌いではない。ルールを知っていればなお さら感心を煽る。が、逆にルールを知らないと、選手達が何をやっているのか良く理解 出来なくて、結果興味も感心も得られない。 しかし、自分のようにまったく見えなく、聴こえない者だと、どんなにルールを知っ ていようと、興味を持っていようと、その時その時で、選手達が何をやっているのか、 やはりまったく理解出来ないのである。−−これでは単に時間を無駄に浪費しているだ けであって、つまりは自分にとってスポーツ観戦は何の意味も持たない物だということ になる。 しかしまあ、盲ろう者とのコミュニケーションの練習方法として野球の試合の実況中 継をするのは既に前例があるし、その点でサッカーの試合がとても伝えにくいだけなの かも知れない。 そこで、いまの自分がサッカーの試合のあの雰囲気を存分に味わうにはどうすれば良 いか、可能不可能を考えずに挙げてみよう。 1.まず試合の前に、文字で得られる情報を得られるだけ得ておく。 2.残り時間はリアルタイムでいつでも判るようにする。 3.現在どちらのチームがボールを持っているかを、2個のバイブレーターの震動によ り、リアルタイムで伝える。 4.出来れば、震動の仕方の違いで、ドリブル・パス・シュート・ごーる! が判る。 5.ゴール時のアナウンスくらい、誰かがちゃんと通訳してくれる。 −−まあ、これだけあったらとりあえず、自分は文句ないから、1998年6月に間 に合えばいいな、と思うのだった。
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