短編 #0867の修正
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ノックの音がした。 「「不吉な予感。ドアの外に、複数の人の気配。クスクスと笑う声も聞こえ て来る。 ノックの音がした。 今度は、さっきよりも強くドアが叩かれる。隣の部屋に廻り込む足音。マズ い。早く出なければ。僕は、急いで用を済ませに掛かった。 ノックの音がした。 と言うより、ドアが蹴飛ばされた。掃除用具のロッカーが開けられる音。 キュッキュッと言う音は、水道の蛇口にゴムホースが接続される音だろうか。 頭から水を被せようと言うのか。 加藤あたりなら考えそうな事だ。外の連中は明らかに、こっちが焦っているの を知って楽しんでいる。 頭上から笑い声。上を向くと、堀田が壁の上からこっちを見下ろして、ニヤ ニヤと笑っている。僕は慌てて中腰になると、ズボンを引っ張り上げた。 「入ってんの河本だ!」 堀田が、外に向かって叫ぶ。 足元から、棒が突っ込まれた。デッキブラシの柄だ。水道の蛇口を捻る音。 「「こら、やめろ吉川! 足を突っつくな! 加藤! 水を掛けるな! 僕は、水が降って来る前に急いで立ち上がると、レバーを蹴っ飛ばした。次 の瞬間、頭上のホースから床に水が降り注ぎ、飛沫がズボンを濡らした。 僕は、内開きのドアを引き開けた。加藤達が、けらけらと笑いながら逃げて 行く。後には、水を吐き出し続けるホースと、床に転がったデッキブラシが残 された。 「お前ら! 今日と言う今日は許さねぇ!」 怒鳴り声を上げて加藤達を追いかけながら、僕は思った。 「「小学校のトイレに入っていると、何故コケにされるんだろう……?? バッチイ話で失礼^^;^^; Vol
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