短編 #0784の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
いつの時代でも、若者は決められた枠に押し込まれることが大の苦手である。 「こんな所、出てってやる!」 「何を言うのヒロシ。そう感情的にならないで。お父さんもなにか言って頂戴。」 「あ・・何だなヒロシ。そう聞き分けのないことを言って母さんをあんまり困らせる んじゃない。おまえもそろそろ分別がついてもいい歳なんだから、自分の立場を考える ぐらいの事はできるだろう。」 「立場か。大人はいつだって”立場”だとか”常識”だとかいって、おれたちを自分 たちの思うようにしようとするんだ。俺は俺の生きたいように生きていく。だれの指図 も受けない。」 ヒロシは扉を破って大きな音をたてて飛び出していってしまった。 「お父さん、ヒロシをほおっておいていいの?このまま帰ってこないかもしれないわよ 。」 「うむ。追い掛けよう。母さんも来るんだ。」 二人もヒロシの後を追って飛び出していった。 西暦2002年、大国は自国の持つ核兵器の命中率を高める研究を進めていたが、 無機物質に意識を与えるという研究がある大学の研究室で成功し、軍はこれに目を付け た。研究はまだ実験段階だったが、保有する核兵器の3割に、軍の手によって命が吹き 込まれた。 そして2014年、核兵器が反乱を起こした。3機の核兵器が敵国にむかって発射さ れた(意識をもった核兵器がその時何を考えていたのかは解っていない)。そしてそれ が引き金となって、各国の報復システムが発動し、地球は炎に包まれた。人類の歴史は この日終わった。 お わ り
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